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介護のキャリア 働き方
2019/07/01

夜勤の前に見ておきたい!介護士は夜勤のときに何してる?

多くの介護職の方が経験される夜間帯の勤務。夜勤をしていて気になるのが、ほかの施設では夜勤のときに何をしてるのか、あるいは自分以外の人はなにをして過ごしているのかというところ。ここでは、そんな気になる夜勤のときに何している?の疑問に触れていきます。

夜勤が必須な介護施設が数多く存在するため、多くの介護士は夜勤を経験したことがあるのではないでしょうか。夜勤をしていて気になるのが、ほかの施設では夜勤のときに何をしてるのか、あるいは自分以外の人はなにをして過ごしているのかというところ。ここでは、そんな気になる夜勤のときに何している?の疑問に触れていきます。

施設ごとの夜勤の特徴

まずは、老健、特養、有料それぞれの施設において夜勤ではどのようなことを行っているのかについてご紹介します。

介護老人保健施設の夜勤

介護老人保健施設の夜勤は介護士2人で行うのですが、ほかの施設と異なる特徴は看護師が必ず一緒に夜勤に入っているというところです。施設によっても異なりますが医療度の高い方がいる施設、ベッド数が多い施設ですと1フロアに1人看護師が配置されます。

認知症棟など医療度が比較的少ないという方が多いフロアや病床数が少ない施設ですと、いくつかのフロアに対して看護師が1人つくため常に看護師がいるということはありませんが、ほかの施設に比べれば看護師が身近にいるため、ほかの介護施設との大きな違いになります。夜勤時に看護師がいるため急変対応など医療にかかわる多くのことは看護師が対応してくれます。ですので、介護士的にも負担が少なくなる傾向にあります。さらに、一緒に夜勤をやっていくことで看護師と仲良くなる介護士も多く、職種を超えた関係性をはぐくむこともできます。

また、介護老人保健施設はショートステイで入所される方もいるため、慣れない環境で不眠になってしまう方もいます。そういった方のケアは介護老人保健施設の夜勤ならではでしょう。寝れない利用者と一緒にゆっくりお話ししたりお茶飲んだり…という過ごし方をする介護士もいます。

さらに介護老人保健施設では在宅復帰が目的となるため在宅復帰を想定した夜の過ごし方を利用者にしてもらうことがあります。例えば、夜間おむつを使わずにポータブルトイレで排泄を行う、夜の着替えなど整容は一人で行うなどです。このようにほかの介護施設と比べて個別性を重視して対応する事例が多く、他の施設と比べ夜勤がバタバタすることも多いようです。

【参考コラム:介護老人保健施設の仕事内容や役割、1日のスケジュールについて

特別養護老人ホームの夜勤

特別養護老人ホームでは看護師の配置人数が少ないということもあり、他の施設に比べると比較的病状は安定している人が多いという特徴があります。そのため夜勤中の休憩時間をしっかりと確保することも可能です。時間のゆとりが日勤帯よりもあるため、日勤帯にできなかった雑務などをこの時間にこなしているという人も多いようです。

また、特別養護老人ホームは要介護度が高い方が多く、機能訓練もありますが生活の介助が基本となります。生活の介助が多くなるため力仕事が多いのも特徴です。日勤帯よりも利用者さんとゆっくりお話しということはできませんが、時間にゆとりがあるぶん、スタッフ同士で話をする時間もあり、スタッフ同士での交流が深まります。

【参考コラム:特別養護老人ホームとは? どんな仕事内容?

有料老人ホームの夜勤

有料老人ホームは上記2施設と比べてご入居者のADL(日常生活動作)や要介護度が多岐にわたることが特徴です。そのため、要介護度が軽い方が多い時には比較的体力的な負担が少ない夜勤になります。ですが、施設によっては40~50人単位を1人で見るなんていうこともあるため、精神的な負担があるかもしれません。

とはいえ、利用者さんから呼ばれなければこちらから伺うということがほかの施設に比べて少ないため睡眠時間も確保できますし、事務仕事をする時間もあります。何かあれば電話などで自宅で待機している看護師に相談することもできます。

【参考コラム:有料老人ホームとは?その種類と仕事内容、介護職に求められる役割

夜勤をやっていてよかった!

施設ごとにいろいろな夜勤の形があるとわかったところで、夜勤をやっていてよかった!と思うところをまとめました。

給料があがる

夜勤をやっていて良かったと思えるところは、夜勤手当があるため給料が上がるということがあります。収入を増やしたいからとあえて夜勤の希望を多く出す介護士もいるほどです。夜勤手当の金額は施設や運営法人によって異なります。

【参考コラム:介護士の給料はどのくらい?平均相場と給料が上がる3つの可能性

スタッフと仲良くなれる

夜勤中は利用者さんが寝入ってしまい、コールなどがならなければ介護士にとってのフリータイムとなります。そのため、スタッフ同士で話をする時間ができ、スタッフ間の中が深まります。普段、日勤帯ですと忙しくてなかなか話す時間がない事が多いため、この時間は貴重な時間です。

特に夜中ということで、普段よりもいろいろと深い話もできるかもしれません。実際、夜勤でいろいろと話しているうちに相手のことを知り日中の業務がスムーズに行えるようになったというスタッフもいます。

利用者の意外な一面を知れる

昼と夜では違う一面をもっているご入居者もいます。例えば昼間はずっと寝てばかりですが、夜になってみたら人が変わったように生き生きしているなど利用者の意外な一面を見ることもできるのは夜勤ならではです。利用者のことをもっと深く知ることができ、ここで知りえた情報をケアプランに生かすことでもっと個人に合ったケアプランの作成、ケアの実行ができるのではないでしょうか。

夜勤をやっていて困ったこと

夜勤をやっていてよかったということがあれば夜勤をやっていて困ったなんて言うこともあるでしょう。ここでは、実際に夜勤をやっていて困ったことと、それについての改善策をご紹介します。

体内時計がおかしくなる

人はサーカディアンアンリズムという体内時計を持っていて昼起きて活動し、夜眠るように体内時計が作られています。ですが、夜勤では昼間寝て夜起きて活動するというスタイルになるためこの体内時計がおかしくなってしまう方もいます。夜勤後で疲れているのに夜眠れないなんていう経験をしたことのある介護士も少なくないのではないでしょうか。

特に、夜勤を頻発していると、交代勤務睡眠障害という睡眠障害に発展してしまうこともあります。交代勤務睡眠障害の予防は夜勤中の仮眠だといわれています。大変かとは思いますが少しでも時間を確保して夜勤中に仮眠をとるようにしましょう。

腰痛など身体の負担が日勤以上!

夜勤は日勤帯よりも少ない人数で介助を行うため身体への負担が大きくのしかかります。特に、日勤帯よりも夜勤帯は排せつ介助が多かったり、食事のために車いすへ乗車させる移乗動作が日勤帯よりも多かったりします。それを少ない人数で行うのですから負担は大きいもの。夜勤を多くやっている介護士で腰痛を訴える介護士は少なくありません。

力仕事は減らせませんのでボディメカニクスを駆使して仕事をしたり、仕事後にマッサージに行ったりと多くの介護士が夜勤で痛めた身体のボディケアに工夫を凝らしているようです。

家族と時間が合わなくなることも…

実家で暮らしている方や既婚者で家庭を持っているという方は家族と生活時間が合わなくなるということもあります。特に家族も介護職など交替勤務者の場合は自分が夜勤明けで帰ってきた日に相手が夜勤に出かけ、結局ゆっくりと顔を合わせられたのは3日後ということもあります。

ですが、交換ノートやメールなどで密に連絡を取り合うことで時間の埋め合わせをしている介護士が多く、実際に家族と時間が合わなくても仲良く生活している介護士夫婦も多く見受けます。

まとめ

夜勤は施設によっていろいろな特徴があり、夜勤をやることによる良いことや困ったことも多々あります。利用者にとって介護士の夜勤はなくてはならないもの。大変かと思いますが利用者のためにも自分の体調を最優先に考えつつ夜勤を乗り越えていきましょう。

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