介護のキャリア 資格
2019/09/06

新時代における介護福祉士の資格活用法~変わりゆく周辺環境と活躍の場

介護の資格の中で、唯一の国家資格として位置づけられる「介護福祉士」。一度取得すれば全国どこでも通用し、更新の必要もないこの資格はまさに一生モノです。近年、その介護福祉士のニーズが急増中なのをご存知でしょうか?今回はそのニーズ急増の背景や取得メリット、資格の活用法について考えていきます。

介護の資格の中で、唯一の国家資格として位置づけられる「介護福祉士」。「社会福祉士」「精神保健福祉士」と並び「三福祉士」とも称されるその道のスペシャリストです。一度取得すれば全国どこでも通用し、更新の必要もないこの資格はまさに一生モノ。近年、その介護福祉士のニーズが急増中なのをご存知でしょうか?今回はそのニーズ急増の背景や取得メリット、資格の活用法について考えていきたいと思います。

介護福祉士のニーズが高まる理由

介護福祉士のニーズが急増している理由は、介護サービスの利用者が増え続ける超高齢社会の今、サービスに対するニーズも多様さを増しているためです。

国家資格である介護福祉士は、無資格の介護スタッフに比べてカバーできる仕事領域にも差があり、業務の信頼度が非常に高いのです。これからは量だけでなく「質の高さ」も求められる時代ですから、介護福祉士の需要が高まるのは必然といえるでしょう。

これまで「介護の仕事はだれにでもできる」と誤解されることがありました。というのも、介護の知識をもたない家族が生活の延長として介護を行わざるを得ないケースが珍しくなかったからです。そのため、あえて「資格手当を払う必要のない無資格者を雇う」という施設も多くありました。

しかし、介護の現場は命を預かる現場。ここでスペシャリストとして活躍できる介護福祉士の資格所有者の価値の高さについては、日に日に議論が深まってきています。

介護福祉士を取り巻く環境の変化

ニーズの高まりだけでなく、介護福祉士を取り巻く環境も変化してきています。

例えば、最近は「介護」の業務内容は「看護」と共通点が多くあるという側面から、介護福祉士の教育内容を見直そうとする動きが出てきています。実際に介護福祉士の養成校では、実習時間を大幅に増やすといったカリキュラムの編成も行われています。

さらに、介護福祉士の人数に応じ、施設へ補助金を出す対策もとられています。介護保険制度のもとでは介護報酬が直接の収益となることもあって、無資格者よりも介護福祉士を採用したいという傾向が強まっているのです。

その他、これからは介護の仕事をする人に対して介護福祉士の資格取得を義務づけようとする動きも。「質の高さが求められて当たり前」となるこれからの時代、高度なスキルを証明する国家資格の介護福祉士は大きな武器となるでしょう。

これからの時代の資格活用法「複数スキルの組み合わせ」

さて、それでは介護福祉士には今後、どのような活躍の場が考えられるでしょうか。

すぐ考えられるのは、同じ「介護・福祉業界」で働く方法です。たとえば「施設長をめざす」「生活相談員として働く」「教育現場で講師として活躍する」「アセッサー(評価する立場)として現場職員のキャリアアップを支援する」などが挙げられます。

しかし最近では、一見異なる業種の資格やスキルを組み合わせ、より幅広いステージで活躍する「ダブルライセンス」という働き方も注目されています。

たとえば「介護福祉士×保育士」「介護福祉士×美容師」などの組み合わせです。

介護福祉士は高齢者福祉に携わることが多いと思われがちですが、そうとは限りません。保育士の資格と組み合わせることで、「放課後等デイサービス」や「障害児対応の専門機関」などでもスキルが活かせます。また、理容師・美容師が、その専門資格を介護現場における美容・理容・整容・ADL向上に役立てることもできます。

このように複数のスキルをかけ合わせることは、「選べる仕事の幅が広がる」「自分の市場価値が高まる」「物事を多角的に考え、業務の質を向上できる」といったさまざまなメリットがあります。

まとめ

人材育成や施設運営、さらには他業種と連携した課題解決など、業界をまたいだ活躍も期待できる介護福祉士。これからも必要とされ続ける人材として働くならば、日々変わりゆく社会や業界の動向を見据え、今後必要となるスキルについて常にアンテナを張っておくとよいでしょう。介護福祉士という価値ある資格を土台に、業界のさらなる発展に力を尽くしていただければと思います。

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