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介護のキャリア 資格
2018/05/25

介護福祉士とは?その仕事内容や役割、介護士との違いについて

「介護福祉士」は、現場で即戦力として役立つ資格のひとつです。資格を取得することによって、自分の持つスキルや経験の証明となります。唯一の国家資格である介護福祉士の仕事内容やホームヘルパーとの違いを紹介します。介護福祉士の資格取得を検討する際は、ぜひ参考にしてみてください。

「年齢や将来的に、今よりも給料をあげて貯蓄したい」「実務経験もある程度積んだし、そろそろ次のステージとして介護福祉士資格も視野に入れたい」など、キャリアアップを考える理由は人それぞれ。

資格を取得することによって、自分の持つスキルや経験の証明となります。そのため、管理職に昇格できたり、転職活動の際に有利になったり、より具体的な将来設計が描きやすくなるのです。

今回紹介する「介護福祉士」も、現場で即戦力として役立つ資格のひとつです。唯一の国家資格である介護福祉士の仕事内容やホームヘルパーとの違いを紹介します。介護福祉士の資格取得を検討する際は、ぜひ参考にしてみてください。

介護福祉士とは?

介護福祉士は、ケアマネージャー生活相談員など数ある資格のなかで、唯一の国家資格です。1987年5月26日に社会福祉士及び介護福祉士法では下記のように定められています。

「介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うこと」

介護福祉士の主な役割は、体力の衰えや判断能力の低下によって、一人では日常生活を送るのが難しいとされる高齢者をサポートすることです。仕事内容は多岐にわたり、食事や入浴、排泄、歩行などの介助をはじめ、部屋の掃除や身の回りの整理整頓、洗濯、買い物など施設利用者の介護状態に応じてさまざまな補助を行います。

そのため、訪問介護など要介護レベルが重度の特別養護老人ホームや介護療養型医療施設での勤務が非常に多いのです。

介護福祉士の仕事内容と役割

身体介助

介護福祉士の主な仕事内容のひとつに、身体介助が挙げられます。ひとりでうまく食事を摂ることができない施設利用者への摂食介助のほか、唾液の分泌を促して消化を良くするための口腔体操、食事の時間はなるべく利用者の意思を尊重するなど、食事の介護ひとつとってもこれだけ多くのサポートが必要になるのです。

また、排泄や着替え、入浴、歯磨き、洗顔に加え、屋内外を移動する際の歩行や車椅子での補助といった、日常生活を送るうえで絶対に必要となる身の回りのお世話をおこないます。

尚、身体介助をおこなうときは、施設利用者の健康状態や気持ちを配慮して心地良いサポートを大切にしましょう。

生活援助

生活援助とは、利用者の生活のお手伝いをメインとするサービスのこと。利用者の自宅に訪問して、当人とその家族がおこなうことが困難な、掃除や衣類の洗濯、食事に必要な材料の買い物といった、日常生活全般における援助を指します。

ちなみに、部屋の清掃や洗濯をおこなうときに使用する掃除用具や洗剤などは利用者の自宅にあるものを使用するのが基本です。無駄使いや用具の故障は、利用者とのトラブルにつながる可能性があります。そのため、細心の注意を払いながら業務を遂行しましょう。

介護相談&サポート

家族と離れて暮らしている施設利用者のなかには、「孫や娘になかなか会えない…」と寂しさを感じてしまうもの。しかし、介護福祉士が利用者の話し相手になることで、「自分はひとりではない」という安心感を持ってもらうことができます。遠く離れたところで暮らす家族にとっても、自分の両親を側でサポートしてくれる人がいると安心です。

社会活動支援

施設で開催されるイベントの企画・開催・告知や、外出支援を積極的におこなうことも、介護福祉士の重要な仕事のひとつです。「介護施設=閉鎖的」といったマイナスイメージから、施設への入居を拒む高齢者は多くいるもの。特に、寝たきりなど要介護レベルが重度の利用者は、社会から孤立してしまうことも。しかし、地域サークルへの参加や施設内でのイベント参加することで施設外の人びととの交流が増え、高齢者の生きがいになるのです。

【参考コラム:介護福祉士ができる仕事内容とは?活躍できる就職先や給料を徹底解説

介護福祉士と介護士(ヘルパー)の違いとは?

介護福祉士と介護士(ヘルパー)の最も大きな違いは、国家資格かどうかです。

介護福祉士が国家資格であるのに対し、介護士のスタートとなる資格「介護職員初任者研修」やその次の資格「介護福祉士実務者研修」は国家資格ではありません。

取得難易度も要求スキルも段違い。そのため、介護福祉士を持っていると給料が高くなりますし、転職の際にもとても有利になります。

【参考コラム:介護職員初任者研修とは?資格の概要や取得方法について
【参考コラム:介護福祉士実務者研修とは?試験内容・受験資格・費用について

介護福祉士の資格を取るメリット

社会的信頼性が高い

冒頭でも触れましたが、社会福祉士は国から認められている唯一の国家資格です。そのため、初任者研修やケアマネージャーといった同じ介護職と比べ、社会的な信頼性が高いと言われています。

また、介護福祉士の資格は更新手続きが必要ありません。つまり、取ってしまえば一生もののスキルになるため、介護スキルの証明になります。結婚や出産がひと段落したあとに復職するとき、転職するときに有利になるのです。

給与が上がる

介護福祉士になることによって、給与もアップします。勤めている職場の規模や勤続年数、雇用形態によって給与の差に開きはあるものの、正社員の場合は月収が2~4万円近くアップします。

さらに、介護福祉士としての実績やスキルが評価されれば、リーダーや主任に昇格できるチャンスにも恵まれるはずです。手取りのお給料に役職手当がプラスされるため、大幅な給与アップが見込めます。

【参考コラム:介護福祉士の給料ってどのくらい?気になる平均年収をチェック!

仕事の幅が広がる

サービス提供責任者や生活相談員、チームリーダーといった、あらゆるポストにつける可能性が高くなります。ちなみに、サービス提供責任者とは、ケアマネージャーが作成したケアプランに基づいた訪問介護計画書の作成、連絡調整といったコーディネート業務全般をおこなう立場にある人のこと。つまり、現場業務のみならず医療サービスの施作や新規事業の開発など、管理業務にも携われるようになるのです。

【参考コラム:介護福祉士から取れる資格とは?取得してキャリアアップを目指そう
【参考コラム:介護福祉士の将来性と資格活用法~これからの周辺環境と活躍の場

介護福祉士になるには?

介護施設で実務経験を積む

介護福祉士の試験は、福祉系の学校や養成施設を卒業していなくても受験することができます。ただしこのケースでは、実務経験が3年以上であることと、実務者研修(介護福祉士国家試験受験のために、基本知識・技術を学ぶための研修)を修了していることが条件です。ちなみに、実技試験は免除されます。

養成施設に通いながら資格を取る

介護福祉士の養成施設に通うことが、未経験から介護福祉士の受験資格を得るための最短ルート。高校や大学を卒業後、養成施設として指定を受けている専門学校に入学し、規定の年数(1年~2年)を修了すると、受験資格を得られます。つまり、未経験からでも介護福祉士を目指せる可能性があるのです。

【参考コラム:介護福祉士になるには?最短での取り方などを徹底解説
【参考コラム:介護福祉士の受験資格を徹底解説!試験内容や取得条件などを総まとめ
【参考コラム:介護福祉士国家試験はどんな内容?試験内容・時間、受験資格について

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