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介護のキャリア
2021/08/06

介護ロボットと働き方改革【介護ロボットをわかりやすく紹介】

介護ロボットと言われてあなたはまず何が思い浮かびますか。装着型のパワースーツでしょうか。ただ、実際の介護の現場でスタッフの方が利用している姿はあまり見かけませんね。 介護ロボットは実用的ではないのでしょうか。 「働き方改革」を推進する国は超高齢化社会に突入した日本において、国は介護職員の負担軽減や生産性の向上のためにテクノロジーの活用を推進し開発支援を行っています。そして介護ロボットの介護の現場への導入は増えつつあります。このコラムではそんな介護ロボットについて紹介します。

介護ロボットと言われてあなたはまず何が思い浮かびますか。装着型のパワースーツでしょうか。ただ、実際の介護の現場でスタッフの方が利用している姿はあまり見かけませんね。
介護ロボットは実用的ではないのでしょうか。

「働き方改革」を推進する国は超高齢化社会に突入した日本において、国は介護職員の負担軽減や生産性の向上のためにテクノロジーの活用を推進し開発支援を行っています。そして介護ロボットの介護の現場への導入は増えつつあります。このコラムではそんな介護ロボットについて紹介します。

「働き方改革」の目指すもの

厚生労働省は「働き方改革」の実現に向けて様々な支援を行っています。ではその働き方改革は何を目指しているのでしょうか。厚生労働省のホームページには次のように記載されています。

「働き方改革」の目指すもの

我が国は、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少と、育児や介護との両立など、働く方のニーズの多様化などの状況に直面しています。こうした中、投資やイノベーションによる生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作ることが重要な課題となっていました。

働き方改革は、この課題の解決のため、働く方の置かれた個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現し、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指しています。

「生産年齢人口」とは15歳から64歳までの労働力の主力となる年代の人口のことです。これが減少するということは実際の労働力人口も減ることとなり、これは国全体の生産力が低下することと、国力が低下することを意味しています。

また「イノベーション」とは、「新製品の開発、新生産方式の導入、新市場の開拓、新原料・新資源の開発、新組織の形成などによって、経済発展や景気循環がもたらされるとする概念。シュンペーターの用語。また、狭義には技術革新の意に用いる。」(デジタル大辞泉より)という意味です。

介護の業界においては介護ロボットなどのテクノロジーを導入することによって労働生産性を上げるということが働き方改革の目指すものと合致していると言えます。

介護現場でのテクノロジーの活用

労働力不足は介護の職場では深刻な問題です。高齢化が進むということは要介護者が今後も増加することです。そしてそれに合わせて介護をする人も増やしていくことが必要となります。そのためには介護職員の負担を減らして働きやすい労働環境を整える必要があります。

介護現場の人手不足を解消するための施策の一つとして、厚生労働省が19年3月に公表した「介護現場の生産性向上ガイドライン」があります。

その中の、テクノロジーの活用の分野では

(1)現状:職員の身体的負担や心理的負担が大きい。
(2)取組:課題にあった介護ロボット・センサー等の導入を行う。
(3)成果:職員の身体的負担と心理的負担が軽減。

としてあります。

また同じガイドラインの「CHAPTER1 業務改善の考え方」では

「ロボット・センサー・ICTを活用することにより介護業界のイメージを刷新しつつ、活躍の場を創出して元気高齢者に参加してもらうなど、介護分野への多様な人材の参入促進につなげていくことが求められています。」とあります。

このように現在では介護ロボットによる生産性の向上が求められています。

介護ロボットの開発支援

経済産業省と厚生労働省は「ロボット技術の介護利用における重点分野」を6分野に定め、その開発・導入を支援しています。その6分野は次のとおりです。

  1. 移乗介助
  2. 移動支援
  3. 排せつ支援
  4. 見守り・コミュニケーション
  5. 入浴支援
  6. 介護業務支援

介護ロボットの開発支援については経済産業省が中心となり、民間企業や研究機関等を対象に機器の開発支援を行っています。また現場のニーズの伝達や試作機器については厚生労働省が中心となり、開発の早い段階からモニター調査や評価など介護現場での実証を行っています。

介護ロボットとは

では具体的に介護ロボットについて見ていきましょう。

介護ロボットとは

ロボットの定義とは

  1. 情報を感知する(センサー系)
  2. 判断する(知能・制御系)
  3. 動作する(駆動系)

この3つの要素技術を有する、知能化した機械システムのことです。

このうちロボット技術が応用され

利用者の自立支援や介護者の負担の軽減に役立つ介護機器を介護ロボットと呼んでいます。

介護ロボットの種類

介護ロボットは次の3種類に分類できます。

・介護支援型
介護業務を支援するロボットです。介護施設等に導入されています。移乗や入浴、排せつなど、身体的に負担のかかる仕事のサポートをおこないます。ロボットのサポートがあることで心理的な不安も解消することができます。

介護ロボットの例

  • 装着型パワーアシスト

・自立支援型
要介護者の動作を支援するロボットです。在宅介護などで利用されています。歩行や食事など、ひとりでできるようロボットがサポートをし、要介護者の自立を目指します。今まで人に頼んでいたことが自分でできるようになるので精神的な負担も軽くなります。

介護ロボットの例

  • 歩行アシストカート

・コミュニケーション・セキュリティ型
要介護者とおしゃべりなどでコミュニケーションを図ったり、センサーによって行動や様子を見守ったりするロボットです。一人暮らしの方の様子を確認したり認知症の方の徘徊予防にもなります。レクリエーションに利用できる機能が備わったものもあります。効果として認知症予防や癒し効果にも活用されます。

介護ロボットの例

  • 動物型コミュニケーションロボット
  • 見守りセンサー

まとめ

介護ロボットが現在ではまだ大型であったり高額であったりするために導入されている数が少ないのが現状です。導入されたとしても操作性や使用感に満足感が得られないことから十分に活用されていないケースもあります。しかし今後小型化が進み低価格で操作性の優れた介護ロボットが開発されれば、介護者と要介護者の双方にとってメリットが多くなるでしょう。今後目にすることが多くなる介護ロボットにぜひ注目してください。

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