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介護のキャリア 資格
2019/02/04

福祉用具専門相談員とは?資格の取得方法や仕事内容について

福祉用具専門相談員という資格を持っていると介護職としてさまざまな仕事ができるようになるため、キャリアアップを図ることができるかもしれません。そんな福祉用具専門相談員とはどのような資格なのか、取得することで介護職者にはメリットがあるのかをご紹介します。

なかなか耳慣れない資格である福祉用具専門相談員という資格。この資格を持っていると実は介護職としてさまざまな仕事をすることができるようになるため、結果としてキャリアアップを図ることができるかもしれません。そんな福祉用具専門相談員とはどのような資格なのか、資格を取得することで介護職者にはメリットがあるのかをご紹介します。

福祉用具専門相談員とは?

まずは福祉用具専門相談員がどのような資格なのかを知っていきましょう。ここでは福祉用具専門相談員の資格についてご紹介します。

福祉用具専門相談員ってどんな資格?

福祉用具専門相談員とは、福祉用具を用いて高齢者の自立した生活を他の介護保険サービスの専門職と連携しながらサポートする資格です。介護保険の指定を受けた福祉用具貸与・販売事業所に2名以上の配置が平成18年度より義務付けられている専門職となります。つまり福祉用具のレンタル会社で働く場合において必須の資格となります。

福祉用具専門相談員の仕事内容は以下の4つとなります。

  • 選定相談
    利用者の心身の状態や使用環境などから、福祉用具で解決できることを一緒に考え、一人ひとりにあった福祉用具を選ぶ手伝いをします。
  • 計画作成
    相談内容に基づき、福祉用具の利用計画である福祉用具サービス計画を立てます。
  • 適合・取扱説明
    利用者の身体の状態や使用環境に合わせ、福祉用具の調整をし、福祉用具を安全かつ有効に使えるように取り扱いの説明をします。
  • 訪問確認(モニタリング)
    定期的に利用者宅を訪問し、福祉用具の点検や使用状況の確認などを行います。

福祉用具専門相談員の資格はどうやって取得するの?

福祉用具専門相談員の資格は都道府県知事の指定を受けた研修事業者が実施する「福祉用具専門相談員指定講習」を受講し、50時間のカリキュラムを修了する必要があります。講習の最後に、習熟度を測るための修了評価が筆記にて行われ、これに合格することで資格を取得することができます。

この講習では福祉用具専門相談員の役割や、介護保険制度等に関する基礎知識、高齢者と介護・医療に関する知識、個別の福祉用具に関する知識・技術(演習含む)、福祉用具サービス計画(個別援助計画)等についてを学びます。講習を受けられる場所は都道府県で指定を受けた研修機関(指定講習事業者)で受けることができます。

ただし、福祉用具に関する知識を有している国家資格保持者(保健師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、義肢装具士)は、この講習を受講しなくても介護保険の指定福祉用具貸与・販売事業所における福祉用具専門相談員の業務にあたることができます。

つまり、介護職では介護福祉士および社会福祉士の資格を持っていない場合は、福祉用具専門相談員指定講習を受けなければなりません。

この講習は受験資格に年齢制限が設けられていないため、何歳からでも資格取得にチャレンジすることができます。ただし、研修機関によっては、指定講習に定められる到達目標に達することが困難な方の受講を断るケースもあるようですので注意しておきましょう。

介護職の方が福祉用具専門員を取得するメリットとは?

介護職の方が福祉用具専門相談員になるとどのようなメリットがあるのでしょうか?代表的なメリットを4つご紹介します。

転職、就職先が増える

福祉用具専門相談員は前述したように、原則として指定福祉用具貸与事業所(レンタルショップ)に2名以上の配置が定められています。高齢化社会及び、地域包括ケアシステムの推進に伴い、在宅で生活していくことが推奨されているため、福祉用具などのレンタルによってできないことを補っていけるこの資格取得者のニーズは年々高まってきています。

そのため、資格を取得すれば転職および就職先が増えるというメリットがあります。

力仕事が減る

介護職の仕事は利用者の移動や移乗、入浴介助や排せつ介助など力仕事が多いです。しかし、福祉用具専門相談員では福祉用具を持ち運んだりメンテナンスをしたりということはありますが、介護職として現場で働いているときよりも明らかに力仕事は減ります。そのため、腰痛などの身体の故障により介護分野で働き続けることが不安であると考えている人でも働き続けることができます。

年齢を重ねても介護の現場で働ける

力仕事が減ることから、加齢に伴い力仕事に対して不安に感じている介護職者でも介護の現場で働き続けることができます。また、相談業務などにおいては年齢を重ねて長く介護の現場で働いてきた介護職者のほうがわかりやすく明確なアドバイスをすることができます。長年介護分野で働いて培ってきた知識などを発揮して働くことができます。

ワークライフバランスを重視できる

福祉用具専門相談員の働く場は福祉用具のレンタルショップが主な職場となります。レンタルショップですから当然のことながら夜勤はなく、昼間のみのお仕事となります。そのため、夜勤などがなく、小さい子供がいる、あるいは家族の介護をしている人でもプライベートと両立して働きやすいというメリットがあります。

まとめ

福祉用具専門員は介護福祉士、社会福祉士の資格を所持している方であれば資格不要で業務に従事することができますが、これ以外の資格の所持者は「福祉用具専門相談員指定講習」を受講し、50時間のカリキュラムを修了する必要があります。この講習は年齢制限などがないため何歳からでもチャレンジすることができます。

力仕事が少なくなり勤務時間も昼間のみとなるため家庭と仕事の両立や、年を取ったり体を痛めても介護の現場で働き続けられる魅力的な資格です。将来介護の現場で働き続けることに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

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