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介護の悩み 日常業務
2021/03/05

介護に必要な申し送りの目的は?業務をこなす際のポイントを解説

介護職には、申し送りという業務があります。介護経験が浅い方の中には、申し送り業務が苦手な方も多いのではないでしょうか。 この記事では、申し送りをする際のポイントや申し送りのポイントを解説します。 申し送り業務が苦手な方やコツをつかめないという方は、参考にしてください。

介護職には、申し送りという業務があります。介護経験が浅い方の中には、申し送り業務が苦手な方も多いのではないでしょうか。
この記事では、申し送りをする際のポイントや申し送りのポイントを解説します。

申し送り業務が苦手な方やコツをつかめないという方は、参考にしてください。

介護職の重要な業務申し送りとは

申し送りとは、仕事を後任の方に引き継ぐ際、進捗状況や担当していることに起こった出来事を伝えることをいいます。
仕事の引き継ぎと似たイメージの言葉ではありますが、意味合いは大きく異なります。

  • 【引き継ぎ】
    他の方がしていた仕事を代わりに行うこと
  • 【申し送り】
    他の方が仕事を遂行するにあたり、必要な情報を伝えること

上記が、引き継ぎと申し送りの違いになります。
引き継ぎは、作業をするために行いますが、申し送りは、伝えることがメインであることが分かります。

介護職では、なぜ申し送りが行われるのかというと、昼夜問わず24時間施設内に利用者がいるからです。
利用者の体調の変化や要望など、小さな変化を伝えるためにも申し送りは重要な業務といえるでしょう。

申し送りを行う目的と必要性は

申し送りは、介護職の中でもとても重要な業務です。
申し送りの目的や必要性を見ていきましょう。

スタッフ自身を守ることができる

利用者が体調不良を訴えた場合や認知症で介護内容などを覚えていない際に、申し送りが役立ちます。
申し送りを見るとと、スタッフがどのような対応をしたのか、細かくチェックすることができます。スタッフがどのような対応をしたのか記録しておくことで、訴えられた際に、家族や利用者に説明することができます。

万が一トラブルが起きた際の貴重な証拠としても、申し送りをしておく必要があるでしょう。

スタッフの対応を均一にし利用者の不満を減らす

申し送りができていないと、スタッフの対応を統一することが難しくなります。
スタッフの対応が統一されないと、「日勤の◯◯さんはしてくれたのに夜勤は対応をしてくれない」といった不満が起こります。
日勤と夜勤で情報交換をすることで、後任者が同じ水準のサービス提供をすることができるでしょう。

利用者のことを理解することができる

介護職は、利用者とコミュニケーションを取ることが非常に重要です。申し送りをしておくことで、利用者の好きなものや性格などを詳しく理解することができるため、コミュニケーションをスムーズに取ることができるでしょう。

また、利用者に何度も同じ質問をすると、機嫌が悪くなってしまいます。同じ質問を何度もしないためにも、申し送りは重要です。

ケアマネジメントに活用することができる

ケアマネジメントとは、利用者のニーズを抽出し、適切なサービスや調整をすることをいいます。利用者の生活の質を向上させるためにも、継続的にケアマネジメントを行うことを欠かすことができません。

申し送りをすることにより、介護の状態や状況を参考にすることができます。利用者の生活の質を向上させるためにも、申し送りは必要な業務といえるでしょう。

介護業務の質や意識の向上

申し送りを残しておくことで、広い視野をもって利用者の介護を行う意識が芽生えます。
利用者の中には、声掛けを変えるだけ、介護をスムーズに行えるケースがあります。申し送りを残しておくことで、日々の気づきや発見を記録することも可能になります。

連携の円滑化

介護職の現場では、介護士以外にも、意思や社会福祉士など、多くの専門職の方が介護業務を進めています。
それぞれの専門職の方が、同じ視点が介護業務を行うためにも、申し送りは必要でしょう。

申し送り業務をこなす際の5つのポイント

申し送り業務がとても重要な業務であることがわかったと思います。しかし、いざ申し送り業務をしてみると、何を伝えれば良いのか迷ってしまうことが多くあります。
申し送り業務をする際のポイントを5つ紹介するので参考にしてください。

内容と要点を整理する

申し送りで大切なことは、要点をしっかりと整理することです。要点を整理する際は、基本的に次のことを伝えるようにしましょう。

  1. 仕事の進捗状況
  2. 担当していた際に起きた事柄
  3. 担当していた際に起きた変化
  4. 次の方にしてほしいこと

申し送りでは、上記のことを後任の方に伝える必要があります。
申し送りを書く際は、基本的に2行で言い切ることを意識すると読みやすい文章を書くことができます。
また、箇条書きでも伝わる場合は、箇条書きを使うと有効でしょう。

勤務中に付箋やメモを活用する

勤務中に付箋やメモを活用し、勤務中に起こった出来事を断片的に書き残しておくこよが重要です。
また、付箋やメモを取る際は「いつ」「誰が」「どこで」「どのようなことが起きたのか」を書き残しておく必要があるでしょう。

また、付箋やメモを取る際は、キーワードや守護をしっかりと、書き残すことを意識してください。

パソコンを活用する

申し送りだけではなく、介護業務全てに当てはまることですが、パソコンを活用することができると、隙間時間を上手に活用することができます。
パソコンを使うことができると、メモ帳アプリやコピペなどをすることができるため、作業を効率的に行うことができます。

しかし、介護施設によっては、申し送りのやり方が決まっている場合があります。
先輩が申し送りをする際のコツやスマートフォンやパソコンを使用しても良いのか聞くことを忘れないでください。
結論を最初に伝える
スムーズに申し送りをするためには、結論から伝えることが重要です。

申し送りの良い例と悪い例を見ていきましょう。

【良い例】
◯◯さんが10時に階段から転倒しました、痛みを訴えておらず、外傷もありません。
また、◯◯さんは、普段と変わらずに歩行しています。
最終18時に外傷のチェックをしましたが、歩行状態や痛みの有無に変化はありません。
引き続き◯◯さんの観察をよろしくお願いします。

【悪い例】
◯◯さんですが、最終10時に確認しましたが、変化はありませんでした。引き続き観察の方お願いしたいのですが、10時に階段から転倒しました。◯◯さんは、普段通り歩いており、痛みに訴えもありません。

上記が良い例と悪い例になります。
悪い例は、重要なことが最初に書かれていないため、全てを理解するのに時間がかかってしまいます。
申し送りをする際は、結論から書くことを意識してみてください。

客観的な事実を正確に伝える

申し送りをする際に大切なことは、客観的な事実を正確に伝えることです。申し送りをする際は、意見や推測と事実を分けて伝えることを意識しましょう。
事実に推測や意見を混ぜてしまうと、後任の方が理解しずらい文章になってしまいます。

また、推測や意見を混ぜる際は、必ず文章の頭に「推測になるのですが」や「私の意見ですが」など、一言入れるようにしましょう。

【良い例】
左膝を地面につくように◯◯さんが転倒しました。◯◯さんは、左側臥位の姿勢になkりながら、左膝に痛みを訴えていました。ここからは私の推測になりますが、近くあった椅子に足を引っかけてしまったのかもしれません。

【悪い例】
◯◯さんは、近くにあったイズに足を引っ掛けて転倒しました。左膝を強く押さえており、とても痛そうにしていました。

上記が良い例と悪い例になります。
悪い例は、事実と推測が一緒になっているため、情報が正確ではありません。情報を正確に伝えるためにも、必ず事実と推測を分けて伝えるようにしましょう。

まとめ

申し送りは、円滑に介護をしていく上で、とても重要な業務です。
また、利用者だけではなく、自分自身を守るためにも役立つので、正しい申し送り業務のやり方を覚えておくようにしましょう。

また、申し送りをスムーズに行うためには、多くのやり方やポイントがあります。
介護施設によってやり方もことなるため、先輩がどのように申し送りをしているのか聞いておくようにしてください。

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