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介護のニュース
2019/02/14

介護の最新テクノロジー3選!現場を快適にする技術をご紹介

介護の現場で働いていると、様々な雑務や体力仕事に時間や体力を割かれるのが辛い…と感じたことはありませんか?実は人手不足の対策として、ロボットやAI、IoTといったテクノロジーの導入が活発化し始めています。今回は、そんな介護業界に革新をもたらす最新技術をご紹介します。

介護の現場で働いていると、様々な雑務や体力仕事に時間や体力を割かれるのが辛い…と感じたことはありませんか?もはや説明不要の少子高齢化社会において、介護業界の需要と供給のアンバランスさは深刻です。しかし悲観することはありません。業界内では人手不足の対策として、ロボットやAI、IoTといったテクノロジーの導入が活発化し始めています。今回は、そんな介護業界に革新をもたらす最新技術をご紹介します。

介護現場の業務フローを劇的に変える「介護テック」

「介護テック」とは最新テクノロジーを駆使することにより、介護業界の効率化を実現しようとする概念のこと。2018年6月15日に閣議決定された「未来投資戦略2018」において、介護業界は「ITやAIなどの開発・導入により、生産性を高めるべき重点分野である」と位置付けられました。

こうした流れを受けて近年では、介護分野の大規模展示会などにおいても、ロボットやAI、IoTなど最新技術を応用した「新たな介護の在り方」を叶える製品が数多く出展されています。この「介護テック」こそが、今後の介護業界を変革する切り札になるであろうと注目されています。

最新テクノロジーが実現する介護現場の進化

さて、それでは今後、具体的にどのような技術が、どのように介護現場を変えるのでしょうか。ケアキャリサーチが注目するテクノロジーをご紹介していきたいと思います。

1、コール対応は必要最小限に変わる

引用:ケアサポートソリューション「行動検知センサー」/©Konica Minolta, Inc.

コニカミノルタジャパンの「ケアサポートソリューション」は、介護スタッフが入居者の居室に駆け付ける回数を最小限に抑えられるシステムです。天井に取り付ける「行動検知センサー」が入居者の起床や離床、転倒、転落などを検知し、室内の映像とともに介護スタッフのスマートフォンへ送信。スタッフは届いた情報から対応が必要か否かを判断できます。

©Konica Minolta, Inc.

つまり「コールが鳴ったらとにかく駆け付ける」という業務フローが、「どのような状況かを確認し、必要に応じて駆け付ける」へと変わります。スタッフの時間と心身にゆとりが生まれ、本当に駆け付けを必要としている利用者のケアに注力できたり、利用者の変化を事前に察知したりできるようになるでしょう。

2、身体への負担が大きな業務はロボットが解決

理化学研究所が開発を進めている介護ロボット「ロベア」は、人のように柔らかく、かつ人よりも力強く、移乗・移動などの業務を行うことができます。移乗・移動や抱きかかえ、起立補助といった業務は身体への負担が重く、これまで多くの介護スタッフの足腰を蝕んできました。続けたくても続けられない。日常生活にすら支障が出てしまう。そんな悲劇をなくすだけでなく、「柔らかな接触で介護される側の不安が少ない」という点も、業務を任せる介護者として安心できる重要なポイントです。

3、テクノロジーの実用化に向けた研究所が開設

【Future Care Lab in Japan:オープニングイベントの模様】引用:SOMPOホールディングス株式会社、SOMPOケア株式会社

2019年2月5日には、介護分野で活用されるテクノロジーの効果や安全性を検証するための研究所が開設されました。SOMPOホールディングスおよび同グループ企業で介護事業を手がけるSOMPOケアが開設した「Future Care Lab in Japan」です。

たとえば施設内を自動走行する車いす、入浴時の安否確認を行えるセンサー、ロボットで対応可能なコミュニケーション等々の技術や安全面に問題がないかを検証。業務効率化の効果や安全性が立証でき次第、SOMPOケアの介護施設へと導入される予定です。

食事介助や入浴介助、排泄介助といった日々の介護業務を効率化するための最新テクノロジーも、実用化されなければ本来の意味をなしません。しかし、こうした研究所が開設されたことからも着実に実用化が進んでいることがうかがえます。

介護負担が大幅に軽減されたとき、どうあるべきか

今回ご紹介したのは、介護業界を救うであろう技術のほんの一部。介護は人が人から生まれ、誰しも歳を重ねていく以上、どんな人にとっても他人事ではない話です。それゆえ幅広い分野の人々が知恵を絞り、現場を支えるべく取り組んでいます。

テクノロジーが導入されることで、今後の介護スタッフは、他人を尊重し、その人生を支える専門職としての側面がさらに強くなるでしょう。新しい時代の介護スタッフに求められるものも大きく変わることが予想されます。それはロボットでは再現が難しい繊細な洞察力や、体温を感じながら行う心を込めたケア、人の尊厳を大切にしながら上手にテクノロジーを活用できるバランス感覚などかもしれません。

新しい技術は、介護職を志す人間が「本当にやりたいケア」について真剣に考えられる時代をもたらしてくれるでしょう。一方で、これからの自分には何が必要になるのか、何を鍛えるべきかといった、未来の介護職の在り方をあなたに問いかけているともいえます。時代の足音に耳を澄ませ、最新技術の動向にアンテナを張りながら、介護職の仕事に前向きに取り組んでいただければと思います。

 

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