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介護のキャリア 職種
2018/10/24

サービス提供責任者(サ責)とは?その仕事内容と必要な資格・要件

「快適」な介護サービスの提供で重要となるのが、施設の利用者と介護スタッフとの連携をスムーズにおこなうこと。ケアマネージャーが立てた利用者の介護プランや自立に向けたリハビリのプランなど、利用者と介護スタッフをつなぐ潤滑油とも言える存在が、今回お話する「サービス提供責任者」です。

介護職には、「介護福祉士」「介護職員初任者研修」「介護職員実務者研修」「介護事務」「作業療法士」「ケアマネジャー」などさまざまな資格があります。高齢化社会が進み、自宅でのターミナルケアや在宅介護を希望する高齢者が増えている昨今、施設利用者にいかに「快適」な介護サービスを提供できるかが大切です。

そこで重要となるのが、施設の利用者と介護スタッフとの連携をスムーズにおこなうこと。ケアマネージャーが立てた利用者の介護プランや自立に向けたリハビリのプランなど、利用者と介護スタッフをつなぐ潤滑油とも言える存在が、今回お話する「サービス提供責任者」です。

生涯介護スタッフとして働くためのキャリアステップとして多くの人が目指す「サービス提供責任者」の仕事内容や必要な資格・要件、給与についてご紹介したいと思います。

サービス提供責任者(サ責)とは?

そもそも「サービス提供責任者」は、ケアマネージャーやホームヘルパー、介護福祉士との連絡調整など、おもにコーディネート業務をおこなうポジションです。介護業界では「サ責」と呼ばれています。ケアマネージャーが作成した利用者のケアプランに基づき、訪問介護計画を作成をおこない、介護スタッフへの指示や指導が中心業務です。

また、介護サービス利用者の家族へのケアプランの説明、在宅介護における不安な点や悩みの相談にのったり、アドバイスをおこなったりすることも。「サービス提供責任者」は、「利用者数が40人に対して1人以上サービス提供責任者の配置義務」と定められていることから、介護業界で欠かすことができない要とも言える存在なのです。

尚、「サービス提供責任者」は、介護業務上の「役割・ポジションの呼び名」で、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修のような資格、研修があるワケではありません。

サービス提供責任者の仕事内容

ケアマネが作成するケアプランに基づいた訪問介護計画書を作成して、利用者またはその家族へ説明、内容について同意を得ます。ほかにも、担当ヘルパーとの連絡調整など、訪問介護サービスにともなう管理業務、ヘルパー(介護員)の指導や育成にも携わります。

訪問介護サービスの計画立案

ケアマネージャーが立てた介護プランに基づいて、利用者にどのような介護サービス提供をしていくのか具体的な計画を立てていきます。ケアマネージャーが作成したケアプランとサービス内容が、利用者のニーズを満たしているのかどうかを定期的にチェックし、必要に応じてより良い計画への変更もおこないます。

利用者と家族の相談役

ケアマネージャーが立てた介護プランを基に、介護サービスの計画立案やヘルパーへの指示・指導が主な仕事です。さらに、利用者の家族とコミュニケーションを図り、介護サービスの説明や同意を得ることも行います。

ホームヘルパーへの指示・指導・管理

介護計画書を基に、ホームヘルパーへの具体的な介護サービスの指示出しや技術指導、介護サービスの進行、シフト調整、業務進捗管理など、ディレクション全般をおこないます。実際に介護サービスに携わるホームヘルパーのディレクション管理はもちろんのこと、モチベーションマネジメントをおこなうことも「サービス提供責任者」の重要な役割です。

担当のホームヘルパーが、利用者とのやりとりや介護サービスを進めるうえで何か悩んでいることがある場合は、1on1の時間を作って話を聞いたり、利用者や家族と話し合いの場を設けることもこともあります。「サービス提供責任者」には、介護サービスに関わる全職員のスキルアップを促したり、意欲を高めたりするマネジメントスキルが必要です。

事業所の規模によっては、サービス提供責任者が事業所の管理者(所長)を兼ねることも多くあります。その際は、収支の管理や、人材採用、利用者を集めるための営業活動等も仕事の範囲に入ります。

事務作業

介護プランを遂行するために必要な人員配置や役割分担なども考えなければなりません。そのため、介護サービスに関わる担当者との意見交換をおこなうMTGや会議に出席して情報共有をおこなうことも。

また、勤務する事業所によっては、その月におこなったサービスの内容をすべて集計して介護報酬の請求をおこなう事務手続きもおこなうのです。 「サービス提供責任者」は、介護サービスを提供する際、利用者への契約手続きにも対応するため、介護保険の知識も求められます。

ヘルパー業務

「サービス提供責任者」の業務は、介護サービスの計画書作成したり、ホームヘルパーに同行したり、事業所全体のマネジメントが主な仕事内容ではあるものの、必要に応じてヘルパー業務をおこなうこともあります。そのため、「サービス提供責任者」は利用者への介護サービスを円滑に進めるうえで、なくてははならない存在なのです。

「サービス提供責任者」になるには?必要な資格や要件は?

サービス提供責任者の必要要件は、以下です。

  • 介護福祉士、看護師、准看護師、保健師のいずれかの資格を取得
  • 実務者研修を修了している
  • ホームヘルパー1級を修了している※
  • 介護職員基礎研修を修了している※

※ホームヘルパー1級講習、介護職員基礎研修はすでに廃止されています。しかし、ホームヘルパー1と介護職員基礎研修が廃止される前に資格を取得している人・研修を修了している人はサービス提供責任者になることができます。

責任が伴う「サービス提供責任者」はやりがいのあるポジジョン

業務内容は多岐にわたりますが、スキルアップをしながらやりがいを持って働けるポジションです。また、利用者と家族、ホームヘルパーや作業療法士、介護福祉士と信頼関係を構築しながら、自分の考えたプランを遂行していくことにやりがいを感じられるのではないでしょうか。

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