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介護の基礎知識 施設形態
2018/10/19

訪問介護とは? 具体的な仕事内容と1日のスケジュール

訪問介護は、身の回りのお世話が必要な高齢者の自宅に伺い、食事や入浴介助、病院へ行く際に同行して車への乗降介助や移動といったありとあらゆるサポートをおこないます。どんなスケジュールで働いているのか、どんな人に向いているのか、どんな資格が必要なのか、訪問介護の働き方についてご紹介しましょう。

超高齢化社会が進む昨今、内閣府が発表した「平成28年版高齢社会白書(全体版)」によると、2025年には65歳以上の高齢者が3,567万人に達する見込みだと言われています。また、自宅でのターミナルケアや訪問介護を望む高齢者が増えていることから、介護業界でも働き方改革が注目されているのです。

その働き方のひとつとして挙げられるのが「訪問介護」です。訪問介護は、身の回りのお世話が必要な高齢者の自宅に伺い、食事や入浴介助、病院へ行く際に同行して車への乗降介助や移動といったありとあらゆるサポートをおこないます。どんなスケジュールで働いているのか、どんな人に向いているのか、どんな資格が必要なのか、訪問介護の働き方についてご紹介しましょう。

訪問介護とは?

訪問介護とは、訪問介護員(ホームヘルパー)が、介護を必要とする高齢者の自宅を直接訪問し、入浴、排せつ、食事等の介助などの介助をおこなうサービスです。

また、調理や洗濯、部屋の掃除、家事といった生活援助もおこないます。自分の住み慣れた家で生活を送りたいと願う高齢者や、自宅でのターミナルケアを希望する高齢者は年々増加。そのため、今後はさらに訪問介護のニーズは高まっていくことが予想されます。

訪問介護の仕事内容とは?

身体介助

身体介助には、食事のサポートや見守りをおこなう「食事介助」、利用者がお風呂に入るとき手助けや洗髪を補助する「入浴介助」、おむつ交換などの「排泄介助」、ベッドに横になっているときに体位を変える「体位変換」などが挙げられます。このほかにも、「衣類着脱介助」「散歩補助」「口腔洗浄」など、利用者の身体や精神状態、ニーズに則したケアが必要となるのです。

 

【身体介護サービスの具体例 】

食事介助 食事の際の支援
入浴介助 全身又は部分浴(顔、髪、腕、足、陰部など部分的な洗浄)
清拭 入浴ができない場合などに体を拭いて清潔にすること
排泄介助 トイレの介助やおむつの交換など
歩行介助 自分の足で歩くことができるように介助をおこなう
更衣介助 衣類の着脱など着替えの介助
体位変換 ベッド上など床ずれ予防のための姿勢交換
移乗介助 ベッドから車いすに移す際の介助

生活援助

生活援助とは、生活を送るうえで周りの助けが必要となる要介護者、一人暮らしの高齢者、家族が遠くに住んでいて自分1人で家事をおこなうことができない高齢者の自宅を訪れ、日常生活をサポートすることです。

具体的には、調理や配膳といった食事の準備、部屋の掃除、衣類やシーツの洗濯、ゴミ出し、日用品の買い物代行、服の補修など担う業務は多岐にわたります。

 

【生活援助サービスの具体例】

掃除 居間の掃除、ゴミだし
洗濯 衣類を洗う、干す、たたむ、整理整頓
食事準備 食材の買い物代行から調理、配膳、片づけ
移動介助 「起き上がる」「座る」「歩く」といった行為が困難な場合や、移動の際に介助をすること
受診手続き 病院の付き添いや薬の受け取り代行
その他 爪切り・血圧測定・耳垢の除去など医療行為ではないもの

訪問介護の平均給与

2016年に、財団法人介護労働安定センターがおこなった「介護労働実態調査」の調査によれば、訪問介護員の平均月収は正社員が19万7,041円、パート・アルバイトの時給は1,255円という結果が出ています。

訪問介護事業所の1日のスケジュールは?どんな流れで働く?

08:30 出勤 訪問介護事業所で当日訪問するご利用者の情報確認、準備
08:50  O様宅に訪問 朝の食事介助、歯磨きや着替えなどを支援し、デイサービスに行くための準備
10:35 C様宅に訪問 買い物を代行し、そのまま昼食を調理してゴミ捨てや部屋の掃除をおこなう
11:15 A様宅に訪問 お食事の介助や排泄介助を実施。その他洗濯物の片付けや清掃をおこなう
12:30 休憩 事業所に戻ってランチ休憩。
13:45 K様宅に訪問 入浴介助を実施。ご利用者のお体に変化が見られたため、ケアマネジャーに報告
14:30 I様宅に訪問 お部屋の掃除や買い物代行から夕食の調理を実施。お着替えと清拭もおこなう。
15:40 H様宅に訪問 夕食の調理やゴミ捨て、部屋の掃除、洗濯物の取り込み・整理整頓
16:30 事務所に帰社 1日の報告書を作成し、重要事項はケアマネジャーに共有
17:00 業務終了・帰宅 引き継ぎ事項を同僚に伝えて明日の予定や訪問者の一覧を事前に確認

訪問介護に必要な資格は?

訪問介護をおこなうためには、介護職員初任者研修を修了する必要があります。介護職員初任者研修の修了認定は、「ホームヘルパー2級」認定制度の廃止に伴って新たに設けられたものです。現在「訪問介護員(ホームヘルパー)」として活躍している多くの介護スタッフは、以下の資格を持っています。

2013年から介護の資格制度が変更され、「ホームヘルパー2級」「ホームヘルパー1級」「介護職員基礎研修」は廃止となりました。これまでは、資格が複雑だったことによりキャリアの見通しを立てづらく、離職が多い原因にもなっていたのです。しかし、キャリアパスが一本化されたことで、自分が次にどんな資格を取ればキャリアアップできるのか、ということが明確になったというワケ。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 訪問介護員になるために必要な介護職員初任者研修は、早ければ3ヶ月ほどで取得することが可能です。130時間の講習では、介護に関する基礎知識をはじめ、現場で役立つ実務をみっちり時間をかけて学ぶことができます。

なお、介護職員初任者研修についての細かい内容は、下記の記事を参考にしてみてください。

【参考コラム:通信でも取得可能!介護職員初任者研修の資格取得で実現できること

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