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介護のキャリア 働き方
2018/10/02

介護の具体的な仕事内容は? 施設ごとで業務内容は違う?

介護施設の形態によって利用者から求められるサービスが違うため、業務内容も異なる部分がたくさんあります。今回は、介護職の基本的な業務と、ケア内容を紹介します。介護業界に興味がある方や転職を考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

介護職の業務内容は、「特別養護老人ホーム」「介護付き有料老人ホーム」「デイケアサービス」「サービス付き高齢者向け住宅」「訪問介護」など勤める介護施設によって違いがあります。

たとえば、要介護レベルが重度の利用者を受け入れる「特別養護老人ホーム」では、理学療法士や作業療法士といったリハビリ専門スタッフと連携を取りながら、身体機能の維持や回復サポートをおこなうことも重要な役割のひとつです。

サービスコミュニケーションを取れる利用者が多く通う「デイサービス」は、日中の一定時間施設に通い、食事や入浴、機能訓練といった介護サービスが中心となります。そのため、利用者を楽しませるレクリエーションが業務の大半を占めているのです。

このように、介護施設の形態によって利用者から求められるサービスが違うため、業務内容も異なる部分がたくさんあります。そこで今回は、介護職の基本的な業務と、施設ごとの特徴的なケア内容を紹介しましょう。介護業界に興味がある方や転職を考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

介護職の代表的な業務内容

入浴介助

入浴介助とは、自力でお風呂に入ることが困難な方のサポートをおこなうことです。お風呂の床は滑りやすく危険の多い場所。転倒による怪我や骨折といったトラブルにつながるもため、入浴介助は介護職員にとって重要な業務のひとつとなります。お風呂に入ることで、身体機能の健康を維持して皮膚の病気を予防するだけでなく、利用者のメンタルを安定する働きもあるのです。

排泄介助

排泄介助は、トイレへの誘導をはじめ、排泄の手伝い、オムツ交換など、ひとりで排泄することが難しくなった方や、排泄機能に障害がある方を手助けをおこなうこと。介護において最も重要なケアのひとつと言っても過言ではありません。排泄介助を受ける側は、他人の手を借りて排泄することに「恥ずかしい」「情けない」と抵抗を感じてしまうもの。そのため、「食事の後や外出の前など、決まったタイミングで排泄する習慣をつける」「自立でできることを増やす」といった利用者の自尊心を傷つけないよう配慮することが大切です。

食事介助

身体機能の低下とともに、噛む力や飲み込む力、消化器官の衰えによりひとりでご飯を食べられない高齢者や障害者の食事をサポートする業務です。食事の前は、必ず手洗いと口腔ケアをおこないましょう。口腔ケアは、だ液分泌の促進やむし歯、歯周病、口臭の予防、体全体の健康を保つうえで欠かすことのできないケア。口腔ケアをおこなうことでだ液の分泌量が増えるため、「噛んで味わう」「飲み込む」といった動作がスムーズになります。そのため、食べ物が喉に詰まるというリスク回避にもつながるのです。

レクリエーション

多くの介護施設では、毎月の誕生会、演芸、歌、楽器の演奏、計算、クイズなどさまざまなレクリエーションがおこなわれています。利用者同士の親睦を深めるだけでなく、脳や身体機能の活性化といった高いリハビリ効果が見込めるのです。フルーツバスケットや風船バレーなどの運動系をはじめ、麻雀や囲碁といった指先や頭を使う脳トレ系、創造力を豊かにする書道や絵画、陶芸……。利用者が楽しく日常生活を送れるよう、飽きさせない介護レクリエーションを企画するのも介護職員の役割のひとつです。

トランスファー(トランス)

トランスファーとは、利用者がベッドから車椅子、車椅子からベッドへと移動する際にサポートすることです。トランスファーの介助をすることによって、寝たきりの高齢者のADLの向上や維持に繋がります。ちなみに、ADLとは、日常生活を送るために最低限必要な「起居動作」「移乗」「移動」「食事」「更衣」「排泄」「入浴」整容」といった日常的な動作のこと。
トランスファーは、利用者の自立を助けるだけでなく、意欲的な生活を送るうえで欠かすことのできない重要なケアのひとつです。

ただし、力任せにおこなうと、転倒によって利用者が怪我をしてしまうほか、従業員は腰を痛めてしまう可能性もあります。そのため、ベッドと車椅子の間隔は15~30度に保つ、前傾姿勢を意識し、自力で立ち上がりやすい状態にするといった正しいやり方を身につけましょう。

就寝介助(ナイトケア)

就寝介助は、夜眠るときにベッドや布団の端座位を確保したり、起き上がる、ベッドから移動をするといった介助のこと。訪問介護では、布団を敷く、布団を畳む、ベッドに寝られるようにシーツを強いて準備するといった補助をおこなう場合もあります。

介護施設ごとでみる具体的な業務内容

特別養護老人ホーム

  • 排泄介助や食事介助、入浴介助など複数の職員で対応するため、助け合いながらの業務が可能
  • 1部屋で2~4人まとめて安否確認等できるため、他の施設にくらべ巡視しやすい
  • シフトごとにやる業務内容が明確
  • 夜勤は入り・明け・休みのサイクルが基本

【参考コラム:特別養護老人ホームとは? どんな仕事内容?

介護付有料老人ホーム

  • 自立生活が送れる利用者が高いため、介護職員の身体的負担が少なくコミュニケーションも取りやすい

【参考コラム:有料老人ホームとは?その種類と仕事内容、介護職に求められる役割

デイサービス・デイケアサービス

  • コミュニケーションを取れる方が多く、利用者を楽しませる介護レクリエーションを定期的におこなっている
  • ほかの施設と比較すると利用者の自立度が高く、介護職員の身体的な負担が少ない
  • 通院スタイルであることから、利用者の看取りがなく介護職員の精神的な負担が少ない

サービス付き高齢者向け住宅・住宅型有料老人ホーム

  • プラン内に利用者との買い物や散歩が組まれていることが多く、利用者と密なコミュニケーションをとることができる
  • 生活援助があるため、掃除や洗濯、場合によっては調理をおこなうこともある

【参考コラム:サービス付き高齢者向け住宅とは?仕事内容や具体的な1日の流れ

訪問介護

  • 利用者とその家族と関わる機会が多いため、これまでの生活や趣味嗜好といった情報収集がしやすい
  • ドクターやケアマネージャー、訪問薬剤師と連携を取りながら、利用者と家族が望むケアプランを提供できる

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