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介護のキャリア 職種
2018/10/01

ホームヘルパー(訪問介護員)の平均給与や仕事内容は?必要な資格も紹介

ホームヘルパーとは、日常生活を送るうえで周囲のサポートが必要な、高齢者や障がい者のお宅を訪問して、身の回りのお世話や生活を支援する仕事です。単に日常生活を援助するのではなく、利用者本人やその家族のメンタルケア、家族に介護の技術的な指導をおこなうことも大切な業務のひとつです。ホームヘルパーの平均給与や仕事内容などについてご説明します。

2025年には、65歳以上の高齢者は3,657万人に達すると言われています。超高齢化が進む日本では、自宅でのターミナルケアや在宅訪問医療を臨む高齢者が増加。そのため、病院や介護施設、薬局といったさまざまな医療機関では、連携しながら利用者をサポートする「チーム医療」に力を入れています。

それぞれの職種が専門性を発揮しながら、利用者により質の高い医療サービスを提供するうえで重要な役割を担っているのが、ホームヘルパーの存在です。しかし、ホームヘルパーが日頃どんな仕事をおこなっているのか、あまりよくわからないという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、ホームヘルパーの具体的な仕事内容や平均給与、資格を取る方法についてを紹介したいと思います。「介護の仕事に興味があるけど、どの資格から取ればいいのかわからない」という方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

ホームヘルパー(訪問介護員)とは?

ホームヘルパー(訪問介護員)の仕事は、日常生活を送るうえで周囲のサポートが必要な、高齢者や障がい者のお宅を訪問して、身の回りのお世話や生活を支援することです。

具体的には、利用者の食事や入浴、排せつ、移動といった介助をはじめ、調理や洗濯、掃除、買物などの身の回りのお世話を代行しておこなうこともあります。単に日常生活を援助するのではなく、利用者本人やその家族のメンタルケア、家族に介護の技術的な指導をおこなうことも大切な業務のひとつです。

ホームヘルパーの平均給与は?

平成25年に厚生労働省がおこなった調査によると、ホームヘルパーの平均月収は22万円前後という結果が出ています。「将来的に給与をアップさせたい」という方は、介護職員処遇改善加算を受け取るというのもひとつの方法です。

平成28年に厚生労働省が発表した「平成28年度介護従事者処遇状況等調査結果のポイント」によると、全国約8,000の介護事業所のうち9割が「介護職員処遇改善加算」を取得。また、介護職員(月給・常勤の者)の平均給与額は、平成27年と平成278年を比較すると、9,530円もアップしているという結果が報告されています。

ホームヘルパーの仕事内容とは?

身体介護

利用者様の身体に直接触れて行うサービスのこと。排せつ、食事、着替え介助、入浴など、身体に直接触れて行う介助と、それに伴う準備や片付け。この中に、治療食や流動食の調理も含みます。

単に「やってあげる」のではなく、利用者の自立を後押しする観点から安全に配慮しつつ寄り添って「共に行う」支援を指します。お風呂から自分で出られるよう必要な時だけ手を差し伸べたり、移動の際に転ばないよう隣について歩いたりするサービスです。訪問介護では、日常的な介護を必要とする方に、身体機能向上のための適切なサービスを提供しています。

生活援助

利用者様の生活のお手伝いを行うサービスのことです。(掃除、洗濯、買物、食事作り、薬の受取など)。普通の生活に直接関係がないものや、日常の家事の範囲を超えているものは、介護保険のサービスを利用することができませんので注意が必要です。
(介護保険サービス外の例:庭の草むしりや窓ガラスの掃除、雪かきなど)

通院介助

ホームヘルパーが自ら車を運転し、利用者を病院へ連れて行き、移動(歩行・車椅子走行など)や受診手続きを介助します。仕事や用事で時間がとりにくい、定期通院、他科受診、検査通院のつきそいを、ご家族に代わってお手伝いいたします。病院の行き帰りはもちろん、診察の待ち時間を含めて病院内で介助。

ホームヘルパー1級・2級が廃止になった理由

介護の質を安定させる必要があった

2013年以前は、現場経験さえあれば受験資格を得られていたため、「介護福祉士として水準を満たせるほどの介護知識や技術を持っているとはいえないのでは?」という批判が相次いで起こっていました。そこで政府は、介護職員の質の向上をはかるため、実務経験ルートで介護福祉士を目指す方に向けて研修制度の整備を行いました。これがヘルパー資格の代わりに登場した「介護職員初任者研修」です。

キャリアパスをわかりやすく一本化

これまでは資格が複雑でキャリア形成しづらかった。「初任者研修」→「実務者研修」→「介護福祉士」と、シンプルにキャリアアップできる仕組みをつくることにより、次に何の資格を取得すればいいかが明確になりました。

ホームヘルパーになるために必要な資格は?

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、従来の「ホームヘルパー2級」に相当する新しい資格です。基本的に16歳以上であれば、誰でも受講資格はあります。都道府県の実施要綱に基づき、各都道府県が指定した養成機関で介護職員初任者研修の養成講座を受講し、試験にパスすれば資格を得ることができます。

介護職員初任者研修養成講座の受講期間は公的機関や民間によって異なりますが、3ヵ月~6ヵ月くらいで修了。受講費用は7万円~10万円程度です。

【参考コラム:通信でも取得可能!介護職員初任者研修の資格取得で実現できること

介護福祉士実務者研修を取得

「介護福祉士実務者研修」は、介護職員として働くうえで必要な、介護の専門知識や認知症への理解を深められる講座。また、介護の専門家として生涯働き続けるためのスキルを身に付けることができるのです。

2013年4月には、「ホームヘルパー1級」と「介護職員基礎研修」は実務者研修「介護福祉士実務者研修」に一本化されました。ホームヘルパー1級に匹敵するより質の高い介護サービスを学べる「」を修了することで、給料アップはもちろん活動の幅を広げることができるんですよ。

【参考コラム:介護福祉士実務者研修とは?試験内容・受験資格・費用について

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