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介護のキャリア
2021/09/01

高齢者複合施設で働く魅力とは?

高齢者複合施設とは同じ建物または敷地の中に複数の高齢者向けの施設や介護サービスが集まっている複合施設のことです。同じ場所に高齢者施設が集まっていることで利用者にも、国が構築をすすめる地域包括ケアシステムにも、そして働く介護者にもメリットが生まれます。このコラムでは高齢者複合施設について、そこで働く魅力を中心に紹介します。

高齢者複合施設とは同じ建物または敷地の中に複数の高齢者向けの施設や介護サービスが集まっている複合施設のことです。同じ場所に高齢者施設が集まっていることで利用者にも、国が構築をすすめる地域包括ケアシステムにも、そして働く介護者にもメリットが生まれます。このコラムでは高齢者複合施設について、そこで働く魅力を中心に紹介します。

高齢者複合施設とは

高齢者複合施設とは同じ建物や敷地内に高齢者向けの施設や介護サービスが2種類以上集まっている施設のことです。例えばショッピングモールなどの複合商業施設の便利さを想像してみてください。高齢者複合施でも同じ場所にいくつもの高齢者向けの施設や介護サービスが集まっていることでいろいろなメリットを生んでいます。

高齢者複合施設の種類

高齢者複合施設の組み合わせや特徴は、地域に根ざし高齢者の方が長く落ち着いて生活できることを目的とするために地域や事業者によってのその組み合わせは様々なものとなります。

例えばインターネットで「高齢者複合施設」との条件で検索をすればたくさんの施設が検索候補として出てきます。それをご覧いただけるとその組み合わせの多種多様さがよくわかります。またそれぞれの施設の運営方針などを読んでみるとそれぞれの地域の実情に根ざしているものだということも合わせてよく分かります。

組み合わせの実例

ここでは実際に存在する高齢者複合施設の組み合わせをいくつか紹介します。

・住宅型有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、デイサービス、養護老人ホーム

・介護老人保健施設、通所リハビリテーション、グループホーム

・介護付き有料老人ホーム、デイサービス、ショートステイ、グループホーム

・デイサービス、ショートステイ、サービス付き高齢者向け住宅

・デイサービス、訪問介護、ケアハウス、グループホーム

・特別養護老人ホーム、グループホーム、定期巡回随時対応型訪問看護介護

・住宅型有料老人ホーム、小規模多機能型居宅介護

・介護付有料老人ホーム、グループホーム、小規模多機能型居宅介護

・介護付有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅

など、これでも組み合わせの一部に過ぎず、これ以上多くの組み合わせの複合施設があります。

なお、上記の例には加えませんでしたが多くの施設においてケアマネージャーのいる居宅介護支援事業所が複合施設内にあります。

幼老複合施設とは

幼老複合施設とは、保育園や幼稚園、児童館や学童保育などの小学生までの子どもを対象にした施設と高齢者施設を合わせた複合施設のことです、その組み合わせもまた様々になっています。介護福祉と子ども・子育て支援が共存している施設といえます。

この幼老複合施設は全国的に数はまだ少ないですが多くのメリットもあり、その数は今後増えていく可能性があります。

それではこれから国がすすめる地域包括ケアシステム、利用者、そして本題の働く介護者のメリットの順で高齢者複合施設の魅力を解説していきます。

地域包括システムにとっての魅力

国が構築を推進している地域包括システムという観点で見てみましょう。

団塊世代が75歳以上となる2025年以降、国民の医療や介護の需要が増えることが想定されています。厚生労働省はその2025年までに誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができる社会を作るため、「地域包括ケアシステム」の構築を目標に掲げて推進しています。

介護や看護、在宅診療、地域の人同士の支え合いが包括的に提供されて24時間365日安心のサポートを自宅にいながら受けられるようにすることを目指しています。おおむね歩いて30分以内の日常生活圏域(具体的には中学校区)が単位として想定されています。

同じ場所にさまざまな保険サービスの施設や事業所が集まっている高齢者複合施設は、高齢者の方々が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう厚生労働省が推進している地域包括ケアシステムの構築においても大きな役割を担っています。

利用者にとっての魅力

例えば、自立した生活を送れていた高齢者がサービス付き高齢者向け住宅や軽介護度に対応した施設に入所していた場合を見てみましょう。その高齢者が何かしらの原因で介護が必要になったり認知症になった場合、あらためて施設を探す必要が生じます。

しかしそのような場合でも、同じ建物や敷地内にさまざまな施設や事業所がある高齢者複合施設であれば、あらためて施設を探す必要はなくなります。その場所の中で受けるサービスを変更するだけで手続きが済み、信頼ができる馴染みの介護職員に引き続き依頼することも可能となります。

このように同じ場所でいつまでも安心して快適に過ごせることが高齢者複合施設の一番の特徴と言えます。そして利用者である高齢者の様々な状況にも対応ができ、同じ場所でサービスを提供するということが高齢者複合施設の目指すサービスでもあります。

高齢者複合施設で働く魅力

高齢者複合施設で働く魅力は大きく3つ、そして養老複合施設の場合のメリットも加えて4つを紹介します。

①多様なスタッフとの協働

高齢者複合施設は複数の施設や介護サービスが同じ場所にあります。そのような職場環境ですから働くスタッフの数も多くなり、様々な知識や技術、経験を持った人が連携をしながら協働で介護の仕事に携わっています。そのため様々な利用者の要求に対応したり、万一のときにも助言やサポートが受けやすくなります。これは働く上での安心感に繋がります。安心して働けるのは大きなメリットです。

②利用者と長くお付き合いができる

これは利用者においての高齢者複合施設のメリットと繋がりますが、利用する高齢者の要介護度が変化しても受けるサービスを変更すれば他の施設に移ることなく変わらず利用できます。これは立場を変えてみれば、仲良くなって信頼関係ができた利用者と長くお付き合いを続けることができるということです。

③待遇や福利厚生で期待できる

高齢者複合施設は社会福祉法人や医療法人、民間企業などの事業者が複数の施設や介護サービスを運営しています。そのため運営が安定している場合、待遇が手厚くなっていることがあります。運営元が大手の民間企業であれば、充実した待遇と福利厚生を期待することもできます。

④幼老複合施設の場合

隣接した場所で子どもたちが楽しそうに走り回る姿や、それを見つめる高齢者の方々のいきいきとした笑顔を目にすることができます。イベントなどで子どもたちとも触れ合える機会もあるでしょう。

また職場にもよりますが、小さなお子様をお持ちであればそのお子様を優先的に入園させることができる場合があります。その上で安心して介護の仕事ができることは大きなメリットになるでしょう。

まとめ

高齢者複合施設は複数の施設が集まっているために利用者も働く人もいろいろな人たくさんが集まっています。それゆえに働く上での魅力もたくさんあります。ただしその種類や規模、実情の違いも大きくなります。実際に高齢者複合施設に就職することを検討する場合は事前にしっかりとその内容の確認をおすすめします。その際にこのコラムの内容を参考にしていただければ幸いです。

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