- 介護求人・転職情報 ケアキャリサーチ!
- ケアキャリ!介護PRESS
- 介護の転職
- 無資格や未経験でも介護職で働く方法とは?
本コラムをご覧になっているあなたは、「介護関連の資格を何も持っていない」「介護職は完全未経験」といった理由で介護の仕事に不安を感じていませんか。
ですが介護の仕事に興味がある場合、無資格でも問題ありません。介護の仕事は無資格でも未経験でも挑戦できる仕事です。
そこで本コラムでは、
- 「資格や経験が必要」の誤解を外そう
- ケアキャリサーチ!で見てみよう
- 介護初任者研修を目指そう
…という3つのテーマで、「無資格や未経験でも介護職で働く方法」について解説していきます。
「資格や経験が必要」の誤解を外そう
「無資格・未経験では介護の仕事をすること自体できない」と考える方は多いと思います。
その原因と、介護資格に関する情報をまとめてみました。
介護職に資格はいるの?
結論から言うと、必ずしも持っていなければならないというわけではありません。介護や福祉に関する資格はたくさんの種類があります。主な資格は以下のとおりです。
|
たくさんの資格が存在することで、「無資格では介護の仕事ができない」と考えてしまう方は多いです。
しかし求人等をみると、介護職員には資格要件がないケースも多いです。
後ほどケアキャリサーチ!にて実際の求人状況を確認しますが、無資格でも問題ない求人があることを押さえましょう。
業務独占と名称独占の違い
「資格が無いと介護の仕事ができない」と勘違いしてしまう理由に、「医療分野の資格」と混同している可能性があります。
そこでここからは医療系の資格と介護系の資格の特徴について、違いを説明していきます。
業務独占資格【医療系に多い】
無資格者が利益を取る仕事として行うのはもちろん、料金をとらないボランティア活動でも業務を行えない資格を「業務独占資格」と言います。
具体的には医師や看護師がこれにあたります。資格を持っている人だけが、独占的にその仕事を行うことができます。
名称独占資格
有資格者でなければその名称を名乗ることができない資格を、「名称独占資格」と言います。
たとえば介護福祉士が名称独占資格に該当し、資格を保有していなければ介護福祉士と名乗ることはできません。
なお介護福祉士を含め、介護系の資格は国家資格または知事免許が多いです。
あくまで名乗ることができる資格であり、その資格が無いと業務に就けないというわけではありません。
介護資格が必要なのは「訪問介護員(ホームヘルパー)」
ホームヘルパーは訪問介護の事業所に所属しています。
日常生活を送るうえでサポートが必要な高齢者・障がい者のお宅に訪問し、身の回りの支援を行う介護士です。
訪問介護の仕事に携わる場合、無資格では仕事ができません。後述する「介護職員初任者研修」の養成講座を受講し、修了試験に合格する必要があります。
このことから、「初任者研修の資格を持っていなければ介護職になれない」と解釈してしまうケースも多いです。
ケアキャリサーチ!で求人を見てみよう
では実際にケアキャリサーチ!を参照し、無資格・未経験の仕事の求人数を検索してみましょう。
なお下記の件数は2021年5月24日時点の件数となっています。
東京23区で求人を見てみよう
ケアキャリサーチ!のトップページから「エリアから求人を探す」→「関東エリア」→「東京」の順に選択。「23区東部」と「23区西部」のチェックボックスすべてにチェックをいれた結果を参照します。
するとこの時点で求人件数は9137件ありました。
「未経験OK」の求人を見てみよう
ケアキャリサーチ!の検索欄にて、画面を下にスクロールすると「その他条件を指定」という部分があります。
- 職種を「介護職」
- 就労形態を「正社員」
- こだわり条件を「未経験OK」
…にチェックを入れて検索したところ、求人件数は2,783件ありました。
「無資格OK」を加えて見てみよう
続けて同じ画面で、こだわり条件の「無資格OK」にチェックを加えてみます。
すると求人件数は700件となりました。無資格および未経験可という条件であっても、数百件の求人があることがわかりますね。
「介護職員初任者研修」の資格を保有している場合
続いて「必要資格」の欄にある、「初任者研修(ヘルパー2級)」にチェックを入れて検索します。
その結果、求人件数は1,975件となりました。
同じ「未経験OK」の条件下でも、「無資格OK」と「初任者研修(ヘルパー2級)所持」では、求人数に差があることがわかります。
「介護職員初任者研修」を目指そう
これまで説明してきた通り、介護資格を保有していなくても介護の仕事に就くことは出来ます。
ただ前項で見たとおり、無資格の求人数と比べると「介護職員初任者研修保有者」に対する求人数の方が多いことがわかります。
そこで最後に「介護職員初任者研修」について、理解を深めていきましょう。
介護職員初任者研修とは
介護の仕事をする上で必要な最低限の知識や技術を身につけ、基本的な介護業務を行えるようになるための研修です。
本研修は厚生労働大臣が定めた基準に基づき、都道府県が指定した事業者が実施します。
なおその他の特徴は以下のとおりです。
- 全国で多くの事業者が随時開講
- 130時間の研修
- 全日制の通学講座はおよそ1か月程度で終了
- 土日開講や夜間、通信制の講座(演習科目では通学が必要)もある
また修了時に筆記による評価試験があり、知識や技術が不十分な場合は補講があります。
ですが未経験であってもカリキュラムに基づき勉強を進めれば、安心して修了できる内容となっています。
就職してから介護資格の取得を目指す
すぐにでも介護の仕事を始めたい方は、無資格・未経験で求人を出している施設・事業所に就職後、仕事をしながら土日および夜間部等で通学することも可能です。
就職先によっては資格取得支援の制度が整っている場合も多いため、金銭面の負担を軽減することもできますよ。
介護資格の取得後に就職活動をする
- 介護がどういった仕事なのか体験してみたい方
- すぐに就職や転職をする必要がない方
上記の方は、就職活動を始める前に通学しながら修了を目指すことをおすすめします。
資格取得によって求人数が増え、有利に就職活動を進められますよ。
まとめ
介護関連の資格や経験がなくても、介護の仕事に興味・関心があるのならば、十分に挑戦できます。
また介護施設や事業所も、介護の仕事に対して意欲のある人材を求めています。
本コラムの内容とケアキャリサーチ!を活用し、介護現場での活躍を目指してみてください。
この記事を読んだ人は次の記事も読んでいます。
-
介護の転職
2020/05/29
介護職の転職は転職エージェントを使うべき!その理由...
-
介護の転職
2020/05/29
未経験から介護職へ転職するメリットを解説
-
介護の転職
2020/07/30
介護職が転職を決める理由とは?職場選びのポイントと...
オススメの介護求人情報
ケアキャリサーチ!がオススメする、今注目の介護求人情報です。