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介護の基礎知識 施設形態
2021/04/01

サービス付き高齢者向け住宅の問題点3選【一般型と介護型を解説】

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、高齢者が安心して居住しつづけるために備え付けている住まいです。 しかし他の高齢者向け施設と比較すると義務付けられた規制が少なく、サ高住ならではの問題点が発生しています。 そこで今回は「サ高住でどのような問題点が発生しているのか?」について解説していきます。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、高齢者が安心して居住しつづけるために備え付けている住まいです。

しかし他の高齢者向け施設と比較すると義務付けられた規制が少なく、サ高住ならではの問題点が発生しています。

そこで今回は「サ高住でどのような問題点が発生しているのか?」について解説していきます。

サ高住とは?

「サ高住」は、高齢の単身者あるいは夫婦で入居できる住宅施設です。

2011年10月に国土交通省・厚生労働省が管轄し、「高齢者住まい法」が改正されました。

本制度は「元気な高齢者の住まいを増やそう」とスタートした制度で、改正に伴ってサ高住が生まれています。

主な特徴としては、

  • 規定を満たしたバリアフリー住宅であること
  • 日中の安否確認や生活相談を受け持つ介護福祉士、ケアマネといった専門家の配置

…が義務付けられています。

「サービス付き」の意味と問題点について

サ高住では住宅内にて多くの介護サービス事業所が連携しています。事業者と入居者が個別に契約し、介護サービスの提供を受けることができるのです。

なお、それらの介護サービスは有料です。

実際に住宅内の無料サービスで受けられるのは、

  1. 食事の配下膳
  2. 体調等の相談
  3. 金銭管理等の安否確認・生活相談

…となります。

また介護サービスを受けられるのは、あくまでも介護サービス事業所と契約した人です。

そのため利用者が困っていたとしても、介護サービスの契約をしていない限り支援を受けることはできません。

たとえば階段を下りるのに「転ぶのが怖いから少し手伝って欲しい」と利用者がお願いしたとします。

訪問介護サービスを契約している場合は、身体介助支援として手伝ってもらえます。しかしそうでない利用者は支援してもらえない…という問題が生じるのです。

サ高住の入居者の権利

サ高住は「賃貸借契約」というものを結び、借りる側である入居者の権利が強くなっています。

そのため長期入院等をしても、月額費用さえ支払っていればサ高住側から契約を解除されることはありません。また家主だからと言って、許可なく入室することもできないのです。

また賃貸住宅のため敷金のみで入居が可能で、高額な初期費用は不要となっています。

なお敷金は退去時に返還となるので、実質的に入居時費用は0円です。

他にも介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームにはない自由度があり、友人や家族が遊びに来るのも自由となっています。

サ高住の「一般型」と「介護型」について

サ高住の形態には2つの種類があります。

一般型と介護型の2つで、それぞれの特徴は異なります。サ高住の基礎的な知識として、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

一般型について

比較的元気な高齢者や、基本的には介護サービスを必要としない人に向けたサ高住を一般型と呼びます。

一般型のサ高住では、安否確認や生活の相談などの基本サービスのみが提供されています。

なお一般型でも介護サービスを受けることは可能です。外部から訪問介護を依頼したり、自宅で受けられるサービスを利用したりすることは許可されています。

以上から、自立および介護度の低い方に向いているサ高住といえるでしょう。

介護型について

サ高住で介護型に分類されるものは介護サービスを受けられます。

厚生労働省から特定施設の認定を受けているため、安心して利用しやすいのが特徴です。

介護型のサ高住には施設内に介護スタッフが常駐しており、円滑に介護サービスを受けられます。

生活支援に関するさまざまなサポートを受けられるので、生活に不安があり、介護サービスも受けたい人向けのサ高住といえるでしょう。

サ高住の問題点とは?

サ高住は入居条件が少なく、入居費用が比較的安価なため入りやすい施設です。

また運営側にとっては登録基準が少なく、国から建設の補助金が出るため開設しやすいというメリットがあるサ高住は、現在大きな問題に直面しています。

それは、認知症高齢者の増加です。

平成29年版高齢社会白書によると、65歳以上の高齢者のうち認知症になる割合が2012年に約7人に1人だったのが、2025年には約5人に1人になるという推計もあります。

そこでここからは、サ高住が抱える問題を3つ見ていきましょう。

サ高住の問題点①「認知症高齢者向け施設の不足」

利用者が施設への入居を考えた際、認知症高齢者向けのグループホームや有料老人ホームなどが選択肢となります。
しかしグループホームや有料老人ホームを希望しても入居ができないという現状があり、「サ高住では介護サービスが足りない利用者」が増えているようです。

サ高住の問題点②「ケア体制の不備」

入居条件を満たしていれば、サ高住の運営側は受けいれざるを得ません。

しかし本来は自立の方を対象とした施設であるため、認知症高齢者に対するケア体制や設備が十分に備わってないケースが多いです。

さらに元々規制が少なく費用が安価なために、設備や体制強化をしたくても思うようにできないことも。スタッフ1人あたりの負担が増えてしまい、何かしらの重大事故につながる可能性もありますね。

サ高住の問題点③「入居後の認知症の進行・発症」

サ高住の運営体制と入居者の介護度がずれており、快適に暮らせない場合があります。

たとえば、

  • 入居時は一般型に入居をしていたが、暮らすうちに認知症が発症
  • 介護型に入居していたが、要介護度が年齢を重ねていく間に高くなった

などが原因で、十分な介護サービスを受けられないことがあるのです。

「夜間の徘徊」「大声で騒ぐ」「廊下での排泄」といった迷惑行為が出てしまうと、場合によっては退去を求められるケースもあります。
要介護度が低く身体的に元気というのは良い傾向です、しかし認知症進行による元気さが原因で、逆に居づらくなる…というケースもあると押さえておきましょう。

まとめ

サ高住での就職を考えている場合、施設の特徴をしっかりと把握することが必要です。

今回紹介したサ高住の問題点はもちろん、他施設と比較しながら理解を進めるのがオススメですよ。

また相性の良い施設と巡り会うために、「利用者の特徴」「認知症の方も対応しているのか」「主にどんなサービスを提供しているのか」などをしっかり確認しておきましょう。

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