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介護のキャリア 資格
2021/02/10

介護福祉士の試験問題の内容は?よくでる科目の問題を解説

介護福祉士の試験に合格をすると、介護業界で活躍することができます。介護業界に挑戦したいという方やキャリアアップを目指しているという方には、とてもおすすめの資格。 この記事では、介護福祉士の試験問題の内容を解説します。よく出る科目や実際の過去問について知ることもできるのでぜひ参考にしてください。

介護福祉士の試験に合格をすると、介護業界で活躍することができます。介護業界に挑戦したいという方やキャリアアップを目指しているという方には、とてもおすすめの資格です。

この記事では、介護福祉士の試験問題の内容を解説します。よく出る科目や実際の過去問について知ることもできるのでぜひ参考にしてください。

介護福祉士を受験するには?3つのルートを解説

介護福祉士の資格を取得するためのルートは、大きく分けて3つあります。

  • 実務経験ルート
  • 養成施設ルート
  • 福祉系高等学校ルート

それぞれのルートについて解説します。

実務経験ルート

実務経験をこなし受験をしたいという方は、3年以上の実務経験と実務者研修の受講が必要になります。

実務者研修の受講をする必要はありますが、今までできなかった経管栄養やたん吸などの「医療行為」を行うことができるというメリットがあります。

介護の幅を広げキャリアアップを目指したいという方は、実務経験を積み、介護福祉士の資格を受験するといいでしょう。

養成施設ルート

指定の介護福祉士養成施設を卒業すると、介護福祉士の資格を受験することができます。

介護福祉養成施設に入学すると、介護福祉士に合格するためのノウハウを学ぶことができます。そのため、試験に合格するための知識や技術を効率よく学ぶことができるでしょう。
介護福祉士養成施設は、高校を卒業していると入学することが可能です。独学で勉強をするのが苦手という方は、介護福祉士養成施設に入学することを検討してみてください。

福祉系高等学校ルート

福祉系高等学校を卒業すると、介護福祉士の資格を受験することができます。最短で介護福祉士の資格を取得したいという方は、福祉系高等学校に入学するといいでしょう。

また、介護福祉系学校は「平成20年以前」と「平成21年以降」でカリキュラムが異なります。平成20年以前に福祉系高等学校に入学した方は、介護技術講習を受講しないと、実技試験が免除にならないので注意しましょう。

以上が介護福祉士を受講するためのルートです。
それぞれのルートにメリットがあるため、自身に合った選択をするようにしましょう。

介護福祉士に出題される問題は

介護福祉士の試験では、実技試験と筆記試験があります。
それぞれどのような問題が出題されるのか見ていきましょう。

筆記試験

筆記試験は、220分間の中で、5択式125問の選択問題が出題されます。

■人間の威厳と自立
■人間関係とコミュニケーション
■社会の理解
■介護の基本
■コミュニケーション技術
■生活支援技術
■介護過程
■発達と老化の理解
■認知症の理解
■障害の理解
■こころとからだのしくみ
■医療的ケア
■総合問題

上記が介護福祉士の試験科目です。

介護福祉士の試験内容は、とても幅が広いことが分かります。さらに、介護福祉士の試験では、問題の総得点の60%が合格の基準といわれています。

11科目のうち、どれか一つでも全問不正解があると、総得点を上回っている場合でも不合格になってしまいます。

介護福祉士の試験問題は「公益財団法人社会福祉振興・試験センター」で過去3年の過去問をチェックすることが可能です。全ての科目から点数を取れるように必ず過去問を解くようにしましょう。

実技試験

介護福祉士の実技試験は、平成20年以前に福祉系高等学校を入学しており、介護技術講習を習得していない方が受ける必要があります。

実技試験では、介護現場で正しい手順で業務を行えるのかという点を5分間の間でチェックされます。
試験内容は、当日まで知ることはできませんが、現場で想定されるシチュエーションです。介護の三大原則である「安全・安楽」「個人の威厳」「自立支援」が守られているのかを見られるため、チェックしておくようにしましょう。

介護福祉士の試験でよく出る試験問題は

過去に実施された介護福祉士の試験内容では、次の3つの科目から多く問題が出る傾向があります。

  • 社会の理解
  • 生活技術支援
  • こころとからだのしくみ

それぞれの項目について見ていきましょう。

社会の理解

第32回に行われた介護福祉士試験では、社会の理解の科目から12問出題されています。

実際に第32回で出題された問題が下記になります。

地域包括ケア志津テムでの自動・互助・共助・公介に関する次の記述のうち
、最も適切なものを1つ選びなさい。

⑴自助は,公的扶助を利用して,自ら生活を維持することをいう。
⑵互助は,社会保険のように制度化された相互扶助をいう。
⑶共助は,社会保障制度に含まれない。
⑷共助は,近隣住民同士の支え合いをいう。
⑸公助は,自助・互助・共助では対応できない生活困窮等に対応する。

上記の問題の答えは「5」になります。そのほか、社会の理解の科目では、成年後見制度や働き方改革について問題が出題されます。

生活術支援

第32回に行われた介護福祉士試験では生活術の支援の科目から26問出題されています。

実際に第32回で出題された問題が下記になります。

一戸建ての住宅に暮らす利用者の地震対策に関する訪問介護員(ホームヘルパー)の助言として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

⑴家具には,キャスターをつける。
⑵書棚の上部には,重い物を収納する。
⑶食器棚は,ガラス扉を外す。
⑷外への避難経路は,玄関の 1 方向とする。
⑸非常時に持ち出す物は,リュックサックにまとめておく。

上記の問題の答えは「5」になります。そのほか、生活術支援の科目では、介護保険の給付対象についてや状況に応じた入浴の介護などについて問題が出題されます。

こころとからだのしくみ

第32回に行われた介護福祉士試験では、こころとからだのしくみの科目から12問出題されています。

実際に第32回で出題された問題が下記になります。

Jさん(80歳男性)は、アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimerʼs type)と診断され,半年前から認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居している。
最近,Jさんは,トイレに行きたいと言ってグループ ホーム内を歩き回った後に,失禁するようになった。
Jさんの排 はいせつ 泄の状態として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

⑴反射性尿失禁
⑵心因性頻尿
⑶溢流性尿失禁
⑷機能性尿失禁
⑸腹圧性尿失禁

上記の問題の答えは「4」になります。そのほか、こころとからだのしくみの科目では、からだの機能や疾患や病態について問題が出題されます。

以上が介護福祉士試験でよく出る科目です。

介護福祉士試験の配点は、1問1点になります。そのため「社会の理解」「生活技術支援」「こころとからだのしくみ」の3つの科目から点数を稼げるようにしておきましょう。

まとめ

介護福祉士の試験問題は、1科目から幅広く出題されます。

また、どれか一つでも全問不正解の科目があれば不合格になるため、満遍なく勉強をしておく必要があるでしょう。

中でも「社会の理解」「生活技術支援」「こころとからだのしくみ」からは多く問題が出題されます。

「公益財団法人社会福祉振興・試験センター」から、どのような問題が出題されるのかチェックしておくようにしましょう。

介護福祉士とは

介護福祉士とは「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づいた国家資格です。

介護福祉士の知識や技術を身につけることができると、介護が必要な方の生活動作や生活行為をサポートすることができます。

専門的な知識が身につくため、現場の介護スタッフを教育や指導をすることも可能です。そのため、介護業界で活躍したいという方は、介護福祉士の資格を取得するといいでしょう。

介護職に興味があるという方は、介護福祉士の資格取得に挑戦してみてください。

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