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介護のキャリア 働き方
2020/12/21

ケアマネージャーの給料ってどのくらい?条件や将来性も解説!

介護系の職種の中でも、比較的待遇がよいと言われているケアマネージャー。 介護業界で働いていると、キャリアアップや将来の見通しを立てるために、ケアマネージャーを目指したいと思う人も多いのではないでしょうか。 ここでは、ケアマネージャーの具体的な給料や就業するまでの過程、将来性についてくわしくご説明します。

介護系の職種の中でも、比較的待遇がよいと言われているケアマネージャー。

介護業界で働いていると、キャリアアップや将来の見通しを立てるために、ケアマネージャーを目指したいと思う人も多いのではないでしょうか。

ここでは、ケアマネージャーの具体的な給料や就業するまでの過程、将来性についてくわしくご説明します。

ケアマネージャーの月収は?

ケアマネージャーの月収は約28万円で、平均年収は約335万円です。介護福祉士の月収が約25万円のため、介護業界では高収入の職種と言えるでしょう。

地域別で比較すると、最も平均年収が高い地方は関東。特に東京都が約341万円と高水準です。

ケアマネージャー全体の給与幅は300~857万円と広く、年齢が上がるほど月収も高くなる傾向があります。認定ケアマネージャーにキャリアアップしたり、副主任や主任のような役職についたりすることで、昇給が期待できるでしょう。

また勤務先(居宅か施設か)や規模よっても、月収は大きく変わってきます。

ケアマネージャーになるには?

ケアマネージャーになるには下記の手順に沿って準備が必要です。

  1. ケアマネージャー試験の受験資格を満たす
  2. 試験に合格
  3. 介護支援専門員実務研修に参加
  4. 介護支援専門員資格登録簿への登録申請
  5. 見出し介護支援専門員証の交付申請
  6. ケアマネージャーとして勤務

ここからはケアマネージャーとして就業するまでの流れを詳しくご説明します。

ケアマネージャー試験の受験資格を満たす

ケアマネージャーになるには、専用の試験(介護支援専門員実務研修受講試験)に合格しなければなりません。

受験資格は、「以下の業務を通算して5年以上、かつ900日以上従事した者」と定められています。

  1. 該当の国家資格(※)に基づく業務
  2. 相談援助業務(生活相談員、支援相談員、相談支援専門員、主任相談支援員)

上記の通り業務経験年数が長いため、受験資格を得るまでのハードルが高いと言えるでしょう。実際2018年に受験資格が一部改訂されるまで、受験者数は10万人を超えていましたが、改定後は5万人以下に減っているのです。

例えば2の生活相談員の業務を行うには、社会福祉士や精神保健福祉士の資格を持っている必要があります。しかし都道府県によっては、2年以上の介護業務の実務経験があれば、無資格で認定されるところもあるのです。

 例)神奈川県:介護保険施設又は通所系サービス事業所において、常勤で2年以上(勤務日数360日以上)介護等の業務に従事した者

上記のような施設を探して生活相談員として勤務し、受験資格を満たすのも一つの方法と言えるでしょう。

また「日数900日以上」という期間は変わりませんが、一日当たりの労働時間は短縮が可能です。パートや非常勤もカウントされ、勤務時間は問われません。

※該当の国家資格:医師・歯科医師・薬剤師・保健師・助産師・看護師・准看護師・理学療法士・作業療法士・社会福祉士・介護福祉士・視能訓練士・義肢装具士・歯科衛生士・言語聴覚士・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師・栄養士・管理栄養士・精神保健福祉士

試験に合格する

ケアマネージャーの試験は毎年10月に実施されています。試験内容は「介護支援分野」と「保険医療福祉サービス分野」に分かれており、2020年の合格率は23.1%です。

試験対策の学習法としては、独学か通信講座がよいでしょう。近年は、ケアマネージャー試験の対策講座を設けているスクールも増えているのです。限られた時間で効率よく勉強したい人に向いています。

独学の場合は、1~3月頃に学習を始めるのがおすすめです。1~3月は、各社から最新の試験関連の書籍が出版される時期になっています。

介護支援専門員実務研修に参加

晴れて試験に合格した後は、「介護支援専門員実務研修」に参加する必要があります。ケアプランの作成といった、ケアマネージャー業務の基礎となる知識や技術を習得する研修です。

実施スケジュールや回数は各都道府県によって異なりますが、毎年数回実施されています。早く終了したい方は、合格発表後すぐに実施される研修(12~1月頃)に参加するのがよいでしょう。

注意したいのが申込期間です。期間が1週間と短い場合もあり、定員も決まっているため、日々の業務に追われている間に終了してしまう可能性があります。

申込期間はしっかり確認し、早めの対応がおすすめです。

介護支援専門員資格登録簿への登録申請

実務研修終了後、3ヶ月以内に「介護支援専門員資格登録簿」への登録申請を行います。期限を過ぎると研修を修了したことが無効になり、再受講が必要になってしまいます。

都道府県によって申請先や書類様式が異なる場合があるため、念入りに確認しましょう。

介護支援専門員証の交付申請

④の登録とあわせて、「介護支援専門員証」の交付申請も行いましょう。登録簿に登録するだけでは、ケアマネージャーの業務には就けません。

交付申請には「介護支援専門員証交付申請書」や写真、手数料などが必要です。

ケアマネージャーとして勤務

介護支援専門員証が交付されれば、晴れてケアマネージャーとして働けるようになります。

ただし「介護支援専門員証」の有効期限は5年間と定められているので、注意しましょう。

ケアマネージャーの仕事を続けていくには、期限満了までに必要な研修を受講し、更新手続きを行う必要があります。

ケアマネージャーの将来性は?

ケアマネージャーの月収や就業方法は分かったけれど、将来性が気になる方も多いですよね。

結論から言うと、ケアマネージャーの需要は今後も増え続けるので、将来性は高いです。

なぜなら介護業界は長年人手不足が続いています。

要介護者は2000年~2017年の17年間で、約2.9倍も増加しているのです。さらに増加のペースは拡大しているため、今後ますます深刻な人手不足に陥ることが予想されます。さらに「2025年問題」も人手不足に陥る、大きな理由です。

団塊の世代が後期高齢者となる「2025年問題」。厚生労働省の発表によると、2025年には高齢者の人口が約3,500万人に達すると推計されています。

したがって要介護者が増え、ケアマネージャーを含めた介護職の需要はいっそう高まることが予想されます。

また、2021年には介護報酬改定が行われ、ケアマネージャーの処遇改善が見直される予定になっています。オンライン会議システムの活用や、高齢者の通院の付き添いに対する報酬など、負担を減らしながら効率的に業務が行えるような仕組みも検討されているのです。

今後はケアマネージャーの環境や給料も、より改善されていくことが期待できるでしょう。

まとめ

ケアマネージャーの給料は、介護業界の中でも比較的高くなっています。また勤務先や経験、スキルによっても大きく変わってきます。

さらに給料を上げるには、管理職や認定ケアマネージャーへのステップアップや、独立して事業所を開設するといった方法もあるのです。

ケアマネージャー試験の受験から就業までには、複数の工程を経る必要があります。都道府県ごとに必要書類が異なる場合があるため、しっかり確認し、着実にこなしていきましょう。

介護業界は、この先ますます人手不足の深刻化が予想されています。ケアマネージャーの待遇や給料を改善する動きも見られるため、今後に期待できる職種です。

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