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- 介護福祉士ができる仕事内容とは?活躍できる就職先や給料を徹底...
「介護福祉士は普通の介護士と何が違うの?」
「介護福祉士を取得することで、できる仕事は増えるの?」
「給料アップや昇格などに繋がるの?」
介護業界で唯一の国家資格である介護福祉士。資格を取得することで、どれほどのメリットや違いが生まれるのかわからないですよね。
そこで本記事では、「介護福祉士を取得したらできるようになること」について徹底解説!
読めば介護福祉士を取得するメリットについて理解できますよ。
そもそも介護福祉士とは?
介護士は、1人で生活することが難しい方に対して、生活の質を維持・向上しながら支援する仕事です。その中でもさらに専門的な知識・経験を有するのが「介護福祉士」となります。
介護業界では唯一の国家資格であり、「3年以上の実務経験」「国家試験に合格」「養成施設に通う」などの受験資格を満たすことが必須。
役職手当・資格手当に繋がることから、キャリアアップをするうえでの目標にする人が多い資格といえますね。
介護福祉士ができる主な仕事について解説
介護福祉士が行う主な仕事は以下の5つです。
① 身体介護
② 生活援助
③ 医療的なケア
④ 利用者やご家族との相談・アドバイス
⑤ 他の介護職員への教育・指導
それぞれ詳しく解説していきます。
➀身体介護
食事介助、入浴介助、排せつ介助、移動介助、移乗介助など、医療者の身体や衛生管理にかかわる介護のことを身体介護といいます。
日常生活を送るうえで必要不可欠な動作にかかわる業務であり、介護の仕事と言われてイメージする人も多いかと。
なお身体介護の知識や技術については、介護福祉士を取得するまでの実務経験や学習で身に付けることが可能です。
②生活援助
洗濯や買い物、掃除に調理・買い物など、日常生活を送るうえで必要な家事などをサポートする仕事です。
利用者個人の生業や日常生活を送るうえで不必要と判断されるものについては対象外となっています。
なお身体介護・生活援助サービスを受けることができるのは介護保険の利用者のみです。
③医療的なケア
介護福祉士は一部の医療的なケアを行うことができます。具体的には「喀痰吸引(かくたんきゅういん)」と「経管栄養(けいかんえいよう)」の2つです。
- 喀痰吸引とは…自力で痰を出せない利用者の痰を取り除き、呼吸の妨げや誤嚥を防ぐケア
- 経管栄養とは…口から栄養を摂取できないため、胃や腸に直接チューブを挿入している方の栄養摂取をサポートするケア
これらは平成27年度より追加された業務であり、介護福祉士実務者研修や各養成施設の養成課程に組み込まれています。
④利用者やご家族の相談・アドバイス業務
日常生活の不安や介護に関する悩みの相談に乗り、助言を行うのも介護福祉士の仕事です。
特に利用者のご家族からは介護のプロフェッショナルとして質問されることが多く、介助の方法から介護保険サービスに関する情報など、幅広い知識を学びつづける姿勢が大切ですね。
⑤他の介護職員への教育・指導
介護業界で唯一の国家資格所持者として、リーダー的な立場を求められることも多いです。
豊富な経験と知識があるという判断から、無資格者や下位資格所持者を指導するような機会が増えます。
特にメンター制度やOJT制度のある企業では、介護福祉士所持者が指導者として指名されることも多いかと。
介護福祉士ができる仕事と通常の介護職員ができる仕事の違い
ここまで4つの仕事を紹介してきましたが、じつは介護福祉士と通常の介護職員では業務において大きな差がありません。
なぜなら介護職は身体介護・生活援助が業務の大半を占めるからです。これらは無資格者でも行える業務であり、それほど結果的に仕事内容に差が生まれづらいのです。
ではなぜ介護福祉士を取得すべきと言われるのでしょうか?
その理由は、介護福祉士は「サービス提供体制強化加算」「処遇改善加算」を受けるうえで重要な要件となるからです。
一体どういうことなのか? 詳しく解説していきます。
サービス提供体制強化加算とは
サービス提供体制強化加算とは、「資格所持者が多い=サービスの質が高い」というのを根拠に、一定の有資格者がいれば事業所に支払われるお金のこと。
なお加算の要件は「介護福祉士の割合が50%以上」「勤続3年以上の介護福祉士が30%以上」などさまざまです。
介護職員処遇改善加算とは
介護職員の給料アップを目指すために制定された制度です。全部で5つの区分から成り、最大で介護職員1人につき月3.7万円相当が加算されます。
その5つの要件に「キャリアパス要件」というものがあり、介護福祉士などの有資格者が昇給する仕組みを作ることで、処遇改善加算の申請要件を満たせるのです。
【参考コラム:≪令和最新≫介護福祉士8万円賃上げはどうなった?勤続10年などの条件を解説】
介護福祉士が多いと施設のイメージアップになる
ここまでをまとめると、介護福祉士は知識や技術だけでなく「さまざまな加算に貢献できる」という部分も求められていることがわかります。
こういった貢献の仕方は無資格者ではできませんので、取得することが施設全体のためになっている…という意識をもつとやりがいに繋がるかと。
介護福祉士のメリット3選
ここからは介護福祉士ならではのメリットを3つ紹介していきます。
①資格手当により給料が上がる
先述した「サービス提供体制強化加算」などにより、役職手当や資格手当がつくことが多いです。
そのため無資格・下位資格の所持者と比べ、求人によっては数千円から数万円ほど給料が上がります。
【参考コラム:介護福祉士の給料ってどのくらい?気になる平均年収をチェック!】
②就職や転職で有利になる
介護福祉士は基本的な業務経験があるという信頼があり、就職や転職で有利になります。
特に日本では少子高齢化の影響で介護人材がかなり不足しており、地域によっては5つの求人が1人の介護福祉士を取り合う…というほどの売り手市場。
そのためさらなる生活の安定を目指して取得を目指す人も多いかと。
③上位資格の取得やジョブチェンジに役立つ
認定介護士といった上位の資格や、ケアマネジャー(介護支援専門員)などにジョブチェンジをする際、介護福祉士の取得が必須要件となっています。
まとめ
介護福祉士を所持しているから出来る…という業務はそこまで多くありません。
しかし唯一の国家資格であることから信頼が大きく、転職・給料アップなどを考えれば取得のメリットは多いといえますね。
ただし取得には3年以上の実務経験など、一定の時間を要します。そのためもしこれから取得を目指す場合は、環境や時間と相談しつつ準備を進めましょう。
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