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- 介護福祉士から取れる資格とは?取得してキャリアアップを目指そ...
「介護福祉士からキャリアアップしたいけど、どんな資格を持っていると有利になるのだろう…。」とお悩みではありませんか?
介護福祉士から取れる資格はキャリアアップに役立つものが多いです。
この記事では介護福祉士から取れる資格についてわかりやすく解説しているので、介護職としてキャリアアップを目指している人はぜひ最後まで読んでみてください。
介護福祉士からのキャリアアップに役立つ資格
介護福祉士からのキャリアアップに役立つ資格は次の4つです。
- ケアマネジャー(介護支援専門員)
- 社会福祉士
- 認定介護福祉士
- 認知症ケア専門士
ここからは、それぞれの資格の概要と取得方法についてまとめているので参考にしてみてください
ケアマネジャー(介護支援専門員)
介護福祉士としてそれなりに現場経験を積んだ人は、ケアマネジャー(介護支援専門員)を目指してみてはいかがでしょうか。
ケアマネジャーはご利用者が必要なサービスを受けることができるよう、介護保険法に基づいて関係機関と連絡・調整を行う職種です。
資格取得 には、都道府県が年に1回実施している「介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)」に合格する必要があり、下記のいずれかの条件を満たしている人のみ受験することができます。
- 特定の国家資格※1を保有し、実務経験が通算5年(従事日数が900日)以上ある人
- 上記以外の人で、相談援助業務などの実務経験が通算5年(従事日数900日)以上ある人
※1 特定の国家資格とは
医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士(管理栄養士含む)、精神保健福祉士
ただし、試験合格後に交付される「介護支援専門員証」には有効期間があるので、取得後は5年に1回介護支援専門員更新研修を受講しなければなりません。
ケアマネジャーの資格取得をすればケアプラン(介護計画書)を作成することができるので、ご利用者に寄り添いながら一人ひとりにあった介護サービスを考えてみたいという人にはぴったりの職種と言えるでしょう。
社会福祉士
ご利用者やご家族への相談援助業務に興味がある人は、社会福祉士の資格取得を目指してみるのもいいでしょう。
社会福祉士は介護施設等の生活相談員として勤務し、ご利用者が快適にサービスを受けることができるようにサポートする職種です。
社会福祉士の国家試験を受けるためには、以下にあるいずれかの受験資格を満たしている必要があります。
- 福祉系大学(4年制)+指定科目履修
- 福祉系短大(3年制)+指定科目履修+相談援助実務1年
- 福祉系短大(2年制)+指定科目履修+相談援助実務2年
- 福祉系大学(4年制)+基礎科目履修+短期養成施設等(6ヶ月以上)
- 福祉系短大(3年制)+基礎科目履修+相談援助実務1年+短期養成施設等(6ヶ月以上)
- 福祉系短大(2年制)+基礎科目履修+相談援助実務2年+短期養成施設等(6ヶ月以上)
- 一般大学(4年制)+一般養成施設等(1年以上)
- 一般短大(3年制)+相談援助実務1年+一般養成施設等(1年以上)
- 一般短大(2年制)+相談援助実務2年+一般養成施設等(1年以上)
- 社会福祉主事養成機関+相談援助実務2年+短期養成施設等(6ヶ月以上)
- 児童福祉司、身体障害者福祉司、査察指導員、知的障害者福祉司、老人福祉指導主事いずれかの実務4年+短期養成施設等(6ヶ月以上)
- 相談援助実務4年+一般養成施設等(1年以上)
2021年からは介護福祉士の資格を持っている人が社会福祉士の資格を取る場合、養成課程に必要な実習時間を上限60時間に免除することが決まっています。
介護福祉士であれば現在よりも取得しやすくなるので、相談業務に興味がある人はこの機会に目指してみてはいかがでしょうか。
認定介護福祉士
介護のプロとして、ご利用者により質の高いサービスを提供したいと考えている人には「認定介護福祉士」がおすすめです。
認定介護福祉士はほかの介護職とは違い、下記の4つの役割が期待されています。
- 地域と関わる力
- 十分な介護実践力
- 他職種とそのチームと連携・協働する力
- 介護職チームリーダーへの教育・指導、介護サービスのマネジメントを行う力
認定介護福祉士になるためには介護福祉士であることが条件で、一般社団法人認定介護福祉士認証・認定機構が実施する「認定介護福祉士養成研修」を全過程修了し、機構の審査をクリアする必要があります。
また5年毎の更新手続きが必要で、更新するためには下記の条件を満たさなければなりません。
- 認定の有効期間中に、認定介護福祉士の更新に必要とされる実務経験の従業期間が2年間以上あり、かつ、180日以上の従事日数があること
- 現任研修又は介護福祉に関する研修における講師等の活動を実施することにより取得できるポイントを、20ポイント以上取得すること
介護福祉士としてワンランク上を目指すのであれば、ほかの介護職をまとめる立場となる認定介護福祉士の取得が1番の近道と言えるでしょう。
認知症ケア専門士
介護福祉士として特化した知識を手に入れたい人は「認知症ケア専門士」がおすすめです。
認知症ケア専門士はその名の通り認知症ケアのスペシャリストのことで、取得すれば認知症のご利用者やそのご家族に専門性と質の高いサービスを提供することができるようになります。
資格は下記の3種類に分類され、取得するためには一般社団法人日本認知症ケア学会が実施しているそれぞれの「認定試験」に合格しなければなりません。
- 認知症ケア准専門士
- 認知症ケア専門士
- 認知症ケア上級専門士
認知症ケア専門士の認定試験を受けるためには、認知症ケアに関する施設、団体、機関等において2010年4月1日~2020年3月30日の間に3年以上の認知症ケアの実務経験があることが条件です。(2020年10月現在)
試験は1次試験が「筆記」、2次試験が「論文・面接」となっており、2次試験に合格した人だけが認知症ケア専門士の資格を取得することができます。
また認知症ケア専門士は更新制の資格で、更新するためには日本認知症ケア学会が主催する講座や認定する他の団体が開催する講座に参加して5年間で30単位以上を取得しなければなりません。
資格保持のためには取得後も学び続ける必要がありますが、さらに経験を積むことで認知症ケア上級専門士を目指すこともできるので、認知症ケアを極めていきたい人にはおすすめの資格です。
まとめ
介護福祉士として長年現場で働いていると「この先どうやって働いていくのか」と考えることもあるでしょう。
そんなときこそキャリアアップに役立つ資格を取得して、未来の選択肢を増やしてみませんか?
この記事があなたにとって目指すべき道を見つけるヒントになることを心から願っています。
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