1000件の介護求人を掲載中!!
1000件の介護求人を掲載中!!
介護のキャリア 資格
2020/10/26

介護福祉士の受験資格を徹底解説!試験内容や取得条件などを総まとめ

「介護福祉士をとりたいけど、受験資格が多すぎて理解できない…」というあなた。 介護福祉士の受験資格を得るには、主に4つの方法があります。しかし未経験の方はインターネットや本で調べても、すべてを理解するのは難しいはず。 そこで本記事では、介護福祉士の受験資格について徹底解説。 読めば受験資格がわかるのはもちろん、実務経験や国家試験対策など必要な準備についても理解できますよ。

「介護福祉士をとりたいけど、受験資格が多すぎて理解できない…」というあなた。

介護福祉士の受験資格を得るには、主に4つの方法があります。しかし未経験の方はインターネットや本で調べても、すべてを理解するのは難しいはず。

そこで本記事では、介護福祉士の受験資格について徹底解説。

読めば受験資格がわかるのはもちろん、実務経験や国家試験対策など必要な準備についても理解できますよ。

介護福祉士の受験資格4ルートを徹底解説

介護福祉士の受験資格を得る方法は全部で4種類あります。

  • 養成施設ルート
  • 実務経験ルート
  • 福祉系高校ルート
  • 経済連携協定(EPA)ルート

それぞれ詳しくみていきましょう。

①養成施設ルート

1つ目は「養成施設ルート」です。

「文部科学大臣および厚生労働大臣、または都道府県知事が指定した養成施設を卒業」という要件を満たすことで、介護福祉士試験の受験資格を得られます。

なお通う期間は養成施設によって異なり、例えば「福祉関連ではない普通科の高校」を卒業した場合は2年以上。「福祉関連の養成施設」を卒業している人は1年以上…など、細かく設定されています。

最短2年で受験資格を得られるのが養成施設ルートの大きな特徴です。

 

養成施設ルートの「経過措置」とは?

令和3年3月31日までに卒業した場合、国家試験を受けなくとも介護福祉士になれます。

これを経過措置といい、2017年に行われた取得要件変更に関する法改正が影響し、このような特別対応が取られました。

なお経過措置には条件があり、具体的な内容は以下のとおり。

  • 卒業後5年間は、試験に合格しなくても介護福祉士の登録が行える
  • ただし5年の間に「介護福祉士国家試験に合格」「養成施設卒業年度の翌年度の4月1日から起算して、5年間続けて介護等の業務を行うこと」のいずれかを満たさない場合、登録が削除される

②実務経験ルート

2つ目は「実務経験ルート」です。

「従業期間3年以上かつ従事日数540日以上の実務経験+介護福祉士実務者研修を修了(もしくは介護職員基礎研修+喀痰吸引等研修を修了)」という条件を満たすことで、介護福祉士試験の受験資格を得られます。

なお従事期間とは対象となる介護施設などで在職した期間のことを指し、従事日数とは、実際に働いた日数のことを指します。

働きながら取得を目指せるため、費用やモチベーション維持などでメリットの多いルートといえますね。

③福祉系高校ルート

3つ目は「福祉系高校ルート」です。

福祉系高校ルートは、「福祉高校または福祉系特例高校に入学し、必要科目を履修・卒業」という要件を満たすことで、介護福祉士試験の受験資格を得られます。

なお受験資格は入学年によって下記のような違いがあるため、注意しましょう。

  • 2009年以降の新カリキュラムにて学習…卒業時の筆記試験のみ
  • 2008年以前に入学…筆記試験+実技の両方で合格

④経済連携協定(EPA)ルート

4つ目は「経済連携協定(EPA)ルート」です。

経済連携協定(EPA)ルートは、「従業期間3年以上かつ従事日数540日以上の実務経験+介護技術講習または実務者研修の修了(もしくは実技試験の合格)」という要件を満たすことで受験資格を得られます。

なお実務経験ルートとの違いは、「海外人材向けである」という点です。主にインドネシア人やフィリピン人・ベトナム人など、介護福祉士を目指して来日した方を対象としています。

介護福祉士の国家試験について

ここからは受験資格を得たあとに受ける「介護福祉士試験」について解説していきます。

介護福祉士国家試験の概要

介護福祉士試験の概要は以下のとおり。

  • 試験日:1月上旬
  • 試験形式:マークシート形式(五肢択一)、実技試験
  • 問題数:およそ120問
  • 試験時間:180分以上(午前と午後の部)
  • 受験手数料:15,300円
  • 合格ライン:全体の60%かつ全11科目において得点していること
  • 合格率:69.9%(2020年)

介護福祉士国家試験の受験科目は?

介護福祉士試験の受験科目は以下の通りです。

  1. 人間の尊厳と自立、介護の基本
  2. 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
  3. 社会の理解
  4. 生活支援技術
  5. 介護過程
  6. 発達と老化の理解
  7. 認知症の理解
  8. 障害の理解
  9. こころとからだのしくみ
  10. 医療的ケア
  11. 総合問題

+実技試験…介護等に関する専門的技能など

介護職の成り立ちから実際の介助、認知症や医療的な部分まで幅広く出題されます。11科目すべてで得点が必要…という合格条件があることを踏まえると、早めの対策が重要です。

介護福祉士の受験資格を得たあとの申し込み手続き

実務経験ルートで介護福祉士の受験資格を得た場合、期間内に介護福祉士試験へ申し込む必要があります。

具体的な申し込み手続きの流れは以下のとおりです。

  • 「受験の手引き」を取り寄せる…公益財団法人 社会福祉振興・試験センターのHPにて、前年6月に申し込み手続きの詳細が共有されます。その詳細に沿ってまずは「受験の手引き」を請求しましょう
  • 必要書類の記入&提出…「受験の手引き」に沿って必要書類を揃え、記入していきます。なお主な必要書類は以下のとおり。

・受験申込書
・受験手数料振替払込受付証明書貼付用紙
・受験用写真等確認票
・その他(養成施設卒業証明書、実務経験証明書など)

すべて揃ったら専用封筒に入れ、簡易書留で郵送してください。

  • 受験手数料の支払い…受験の手引きに払い込み用紙が同封されているため、記入後15,300円を銀行窓口で払い込みましょう。なおATMやネットバンキング等での払い込みは不可となっているので注意してください。
  • 受験票を受け取る…12月上旬から随時受験票が発送されます。受け取ったら試験日程や時間、会場などをチェックし、当日持っていくのを忘れないよう注意してください。

介護福祉士の試験対策は計画的に

申し込みが終わったら、介護福祉士試験に向けて勉強を始めましょう。具体的には「テキストによる独学」「通信・通学講座」の2つがあります。

「テキストによる独学」の場合、必要なものは最新の参考書や問題集のみ。学習スケジュールを自分で立てて自己管理できるのであれば、通信・通学講座よりも安く受験対策できます。

「通信・通学講座」の場合、民間企業が運営する講座をうけるため費用は高くなります。ただしそのぶん疑問点をすぐ質問できたり、学習スケジュールを立てる負担が減ったりと、メリットは多いです。

金銭面や自分の性格を考慮したうえで、どちらかの勉強法を選んでみてください。

まとめ

介護福祉士の受験資格を得るには、大きく分けて4つのルートがあります。

「養成施設ルート」「実務経験ルート」「福祉系高校ルート」「経済連携協定(EPA)ルート」のなかで、今の自分の状況に合うルートを選んでみてください。

その上で、受験直前に「実はまだ要件を満たしてなかった…」ということがないよう、本記事で紹介したルートごとの細かな条件を理解していくことが重要です。

この記事を読んだ人は次の記事も読んでいます。

オススメの介護求人情報

ケアキャリサーチ!がオススメする、今注目の介護求人情報です。

「介護福祉士をとりたいけど、受験資格が多すぎて理解できない…」というあなた。 介護福祉士の受験資格を得るには、主に4つの方法があります。しかし未経験の方はインターネットや本で調べても、すべてを理解するのは難しいはず。 そこで本記事では、介護福祉士の受験資格について徹底解説。 読めば受験資格がわかるのはもちろん、実務経験や国家試験対策など必要な準備についても理解できますよ。

TOP