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介護のキャリア 資格
2020/10/26

社会福祉士の受験資格を徹底解説!資格の要件や実務経験について

「社会福祉士の資格を取りたいけど、何から始めて良いかわからない」「そもそも受験資格の要件は?」 社会福祉士を目指すうえで、最初に知っておくべきなのが受験資格です。社会福祉士試験の受験資格を得る方法は複数あり、インターネットで調べても理解できない…という方は多いのではないでしょうか? そこで本記事では、社会福祉士の受験資格について徹底解説。 読めば社会福祉士の受験資格の要件はもちろん、国家試験や実務経験の必要性など理解が深まりますよ。

「社会福祉士の資格を取りたいけど、何から始めて良いかわからない」「そもそも受験資格の要件は?」

社会福祉士を目指すうえで、最初に知っておくべきなのが受験資格です。社会福祉士試験の受験資格を得る方法は複数あり、インターネットで調べても理解できない…という方は多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、社会福祉士の受験資格について徹底解説。

読めば社会福祉士の受験資格の要件はもちろん、国家試験や実務経験の必要性など理解が深まりますよ。

社会福祉士になるには?

社会福祉士は福祉や医療に関する専門資格で、国家資格に認定されています。医療や福祉に関する相談業務を中心に、生活に困っている方をサポートする仕事です。

社会福祉士になるには、年に一度の国家試験に合格する必要があります。

なお同じ福祉関連の国家資格である介護福祉士では、「受験資格に実務経験3年が必要」などの要件があります。そのため社会福祉士も同じく実務経験が必要…と考える方も多いでしょう。

しかし社会福祉士は、実務経験がなくとも受験資格を得る方法があります。全部で12種類の資格要件が設けられているので、それぞれ詳しくみていきましょう。

社会福祉士の受験資格を得る12の方法を徹底解説

社会福祉士の受験資格を得る方法は全部で12種類あり、大きく分類すると以下の3ルートに分けられます。

  • 福祉系の大学、短大ルート
  • 短期養成施設ルート
  • 福祉系の大学、短期養成施設以外のルート

それぞれのルートについて、詳しく解説していきましょう。

①福祉系の大学、短大ルート

 1つ目は福祉系の大学・短大に通い、指定科目を履修・卒業するルートです。さらに細かく分類すると、以下の3つに分けられます。

  • 4年制の福祉系大学等で指定科目を履修・卒業する
  • 3年制の福祉系短大等で指定科目を履修・卒業し、相談援助業務を1年以上経験
  • 2年制の福祉系短大等で指定科目を履修・卒業し、相談援助業務を2年以上経験

上記いずれかの要件を満たすことで、国家試験の受験資格を得ることができます。

社会福祉士を目指すなら押さえておきたい「実務経験」について
受験資格の中でも特に注目すべきなのが「相談援助業務」です。
公式に定められた施設・職種以外の経験では、実務経験の対象とならないため注意が必要。

具体的には「児童分野」「高齢者分野」「障害者分野」「その他の分野」「現在は医師事業の分野」の5つがあります。より細かな条件や最新情報を知りたい方は、公益財団法人社会福祉振興・試験センターのHPを参考にしましょう。

②短期養成施設ルート

2つ目は短期の養成施設に通い、受験資格を得るルートです。さらに細かく分類すると、以下の5つに分けられます。

  • 4年制の福祉系大学等で基礎科目を履修・卒業し、短期養成施設に6か月以上通う
  • 3年制の福祉系短大等で基礎科目を履修・卒業。相談援助業務を1年以上経験し、短期養成施設に6か月以上通う
  • 2年制の福祉系短大等で基礎科目を履修・卒業。相談援助業務を2年以上経験し、短期養成施設に6か月以上通う
  • 2年以上社会福祉士主事養成機関を修了後、談援助業務を2年以上経験し、短期養成施設に6か月以上通う
  • 指定の5資格いずれかにて実務を4年経験し、短期養成施設に6か月以上通う

上記いずれかの要件を満たすことで、国家試験の受験資格を得ることができます。

③福祉系の大学、短期養成施設以外のルート

3つ目は一般の養成施設に通い、受験資格を得るルートです。細かく分類すると、以下の3つに分けられます。

  • 4年制の一般大学等を卒業し、一般養成施設に1年以上通う
  • 3年制の一般短大等を卒業。相談援助業務を1年以上経験し、一般養成施設に1年以上通う
  • 2年制の一般短大等を卒業。相談援助業務を2年以上経験し、一般養成施設に1年以上通う

なお一般養成施設の詳細は、公益財団法人社会福祉振興・試験センターの受験資格ページにて確認可能です。

社会福祉士の国家試験について解説

社会福祉士の国家試験概要は以下のとおりです。(2020年10月現在)

  • 試験日:2月上旬
  • 試験形式:マークシート形式(五肢択一)
  • 問題数:150問
  • 試験時間:240分
  • 受験手数料:(社会福祉士のみ受験の場合)15,440円

※社会福祉士+精神保健福祉士を同時受験の場合は28,140円
※社会福祉士の共通科目免除により受験する場合は13,020円

なお合格基準は問題の総得点60%程度であり、指定の科目すべてで得点しているなどの条件があります。

社会福祉士国家試験の受験科目は?

社会福祉士国家試験の受験科目は以下の通りです。

  1. 人体の構造と機能及び疾病
  2. 心理学理論と心理的支援
  3. 社会理論と社会システム
  4. 現代社会と福祉
  5. 地域福祉の理論と方法
  6. 福祉行財政と福祉計画
  7. 社会保障
  8. 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
  9. 低所得者に対する支援と生活保護制度
  10. 保健医療サービス
  11. 権利擁護と成年後見制度
  12. 社会調査の基礎
  13. 相談援助の基盤と専門職
  14. 相談援助の理論と方法
  15. 福祉サービスの組織と経営
  16. 高齢者に対する支援と介護保険制度
  17. 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
  18. 就労支援サービス、更生保護制度

社会福祉士の合格難易度は?

2020年の社会福祉士合格率は29.3%でした。

例年20~30%程度となっており、決して高い数値とはいえません。そのため事前学習を徹底し、余裕をもって受験に臨むことが必要不可欠です。

社会福祉士を取るのにオススメの勉強法は?

社会福祉士は全科目での得点が合格条件の1つとなっています。そのため指定科目を満遍なく勉強することが重要。

具体的な勉強方法に関しては、「テキストによる独学」「通信・通学講座に通う」という2種類があります。

独学で学習する場合はかならず最新の参考書・問題集・過去問を使用し、法改正に対応できるようにしましょう。試験日から逆算し、一科目ごとに勉強時間をスケジューリングすることが大切です。

また独学が難しいという場合は民間の通信・通学講座を利用するのもオススメ。

独学よりも費用はかかりますが、課題提出などがあり勉強時間を確保しやすい、疑問点をすぐに質問できる…などのメリットがあります。

まとめ

社会福祉士の受験資格を得る方法は12種類あり、初めて受験を検討する際は迷ってしまうこともあるでしょう。

そのため学費やテキスト代などの金銭面、履修期間や試験勉強のための時間的猶予を確認し、余裕を持って準備してみてください。

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