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介護の基礎知識 施設形態
2018/05/25

知っているようで知らない!?介護施設の種類と特徴

介護施設と一口にいっても、働き方や勤務形態はさまざま。今回は施設の形態を7種類に大別し、施設ごとの特徴をご紹介します。

介護施設と一言に言ってもその種類はさまざまです。
こちらでは、下記7施設の概要と、働く上でのメリット、デメリットをご紹介します。

・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設
・有料老人ホーム
・サービス付き高齢者向け住宅
・デイサービス
・グループホーム
・在宅ケア

 

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは主に、社会福祉法人や自治体が運営する施設で、要介護度が3~5の方を対象としております。

特別養護老人ホームには「従来型」と「新型特養(ユニット型特養)」などがあり、従来型は1部屋に4人前後のご利用者様が生活をしケアを行う形態、ユニット型は個室でのケアを行う形態です。

規模としては30床未満の地域密着型から100床以上の大型の施設までさまざまです

特別養護老人ホームで働くメリットとしては賞与が3ヶ月以上の企業が多く、他の施設形態に比べ初期のお給与が高いという点や、お看取りケアを学べるなどの点が挙げられます。

デメリットとしては、高要介護度の方が多く大変であるという点や、上位の職位が埋まっており、なかなか昇給、昇格が難しいという点です。

介護老人保健施設

介護老人保健施設は、病院での入院治療を受けた方が、在宅復帰を目指してリハビリテーションなどを行う施設です。

ご高齢の方で、入院により病状は回復したものの、長期間ベットでの生活を行ったために、筋肉などが衰え、自宅での自立した生活が行えない場合に入所する施設となっているため、介護度は中~高です。

介護老人保健施設で働くメリットとしては、リハビリテーションを行う施設のため、24時間ナースが在中しており、医療の視点からのケアも学べるという点と、在宅復帰という目的を持ってケアに当たることができるという点です。

デメリットとしては、頻繁にご利用者様が入れ替わるため、お一人お一人のお名前や顔、人となりを覚えるのが大変なことと、自立度の低い方が多いので、ケアが大変という点です。

有料老人ホーム

有料老人ホームは主に営利法人が運営する施設形態です。

大手株式会社が複数施設展開を行っており、各企業が展開するブランドコンセプトに応じた住居価格設定となっています。

そのため、施設に入居する際に必要な入居金が1,000万円以上する高級有料老人ホームから、入居金0円から入れるアットホームな施設までさまざまです。

有料老人ホームで働くメリットとしては、大手企業が運営する有料老人ホームだと、施設数展開に伴い、上位の役職が狙いやすいという点や、多角形経営を行っている企業だと、たとえ介護保険法の改正により、収入が悪化しても、賃金の保障がされている場合が多いという点、資格の取得支援を行っている企業が多い点です。

デメリットとしては、企業の運営方針がご自身の介護観に合わないと、思い描いていたケアができないという点や、企業によっては営利目的が強く出ている施設があるという点が挙げられます。

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅は、名前に“住宅”と付くように、あくまで介護サービスが付随した高齢者用の住宅という概念です。

ですので、比較的自立度の高い方が多く、医療面でのサポートが必要になった場合は退去していただくという条件の施設もあります。

サービス付き高齢者向け住宅で働くメリットとしては、自立度の高い方が多いので、アクティビティなどご利用者様と触れ合ってケアを行うことが多くなる点

デメリットとしては、基本的に安否確認がメインになる施設もありますので、今まで培ってきた介護スキルが活かせないなどの点が挙げられます。

デイサービス

デイサービスは日帰りで施設に通い、食事や入浴など日常生活上の介護や機能訓練等を受けることのできるサービスです。

介護をするご家族の負担の軽減や、施設で他のご利用者様と交流することで、引きこもりや孤立を防ぐことを目的としています。

デイサービスで働くメリットとしては、日勤のみの営業ですので夜勤の必要がない点と、アクティビティメインなので軽度介護が比較的多いという点が挙げられます。

デメリットとしては、最近お泊りデイと呼ばれる夜間帯の利用も可能なデイサービスが増えてきておりますので、そちらの形態だと夜勤が発生するという点や、送迎業務が発生するので、運転免許が必要な場合があるという点です。

グループホーム

グループホームは社会福祉法人やNPO法人が運営する、軽度の認知症高齢者を受け入れている施設です。

基本的に5~9名が1ユニットとなり、介護スタッフのサポートを受けながら共同生活を送ることで、認知症の進行を穏やかにすることを目的としています。

グループホームで働くメリットとしては、ご利用者様と一緒に料理をしたり、庭いじりをしたり、アットホームな雰囲気で働く事ができるという点と、少人数制なので個別ケアが可能な点です。

デメリットとしては、その他の施設形態と比べるとお給与が低いという点と、認知症ケアの知識がないと、戸惑ってしまうという点です。

在宅ケア

在宅ケアはこれまで紹介した種類の施設の利用ではなく、家庭で介護生活を行うことを主軸にそえるというものです。

在宅ケアでは家族以外にホームヘルプサービス(訪問介護)を利用することで食事・入浴・排泄などの身体介護の提供を受けるなど、専門家のサポートを受けるのが一般的です。

家族の負担を考慮してデイサービスなども併用されることもあります。健康上の管理が必要な場合には、さらに訪問看護も利用されることになるわけです。

最近では単身者世帯が増加しており、身寄りのない場合各専門スタッフの連携が大切になります。

在宅ケアで働くメリットとしては、さまざまな状況を経験することができるため、数多くの介護知識を得ることができ、また、臨機応変な対応も学べるため、今後どの施設形態でも通用するスキルを身につけることができる点と、施設と違い、職員間の人間関係のトラブルが少ないという点が挙げられます。

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