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介護のキャリア 資格
2020/08/26

ケアクラークとは?資格の取得方法と試験概要をわかりやすく解説!

ケアクラークは、介護施設や居宅介護サービス機関で介護事務としてはたらく人の能力を証明することができる資格です。取得している人は就職や転職活動で優遇されることも多いです。 この記事では、ケアクラークの技能認定試験や仕事内容についてわかりやすく解説していますので、介護業界の事務職に興味を持っている人はぜひ参考にしてみてください。

ケアクラークは、介護施設や居宅介護サービス機関で介護事務としてはたらく人の能力を証明することができる資格です。取得している人は就職や転職活動で優遇されることも多いです。

この記事では、ケアクラークの技能認定試験や仕事内容についてわかりやすく解説していますので、介護業界の事務職に興味を持っている人はぜひ参考にしてみてください。

ケアクラークはどんな資格?

ケアクラークは介護事務職の普及や拡大を図るために設けられた民間資格です。

資格を取得するためには、一般財団法人日本医療教育財団が主催している技能認定試験に合格する必要があり、ケアクラークを持っていると介護事務に必要な知識や技能はもちろん、高齢者や障害者、医学に関する基本的な知識を持っていることを証明することができます。

ケアクラークとして培った介護事務のスキルは、医療事務と同様にどの職場でも共通しているので、全国どこに引っ越しをしても新しい職場探しに困ることはありません。

超高齢社会に突入した日本では、今後も介護業界ではたらく人材確保に力を入れていくことが予測できるため、新しく資格取得を考えているのであれば介護事務のスペシャリスト『ケアクラーク』がおすすめです。

ケアクラーク技能認定試験とは?

ここからは、ケアクラークの資格取得試験である「ケアクラーク技能認定試験」についてわかりやすく解説します。
※2020年8月時点の情報です。

試験の概要

<ケアクラーク技能認定試験の概要>

受験資格 なし
試験日程 年3回(5月、9月、1月)
試験形式 ・学科試験:介護事務知識(25問)
・実技試験:介護報酬請求事務(2問)
受験料 6,900円(税込)

ケアクラーク技能認定試験を受けるための受験資格はなく、試験の合格率も約70%と高いので、実務経験のない人でも取得できる可能性が高いです。

また、試験は自宅で行うため、家事や育児で忙しくしている主婦や仕事で忙しくしている人でも無理なく受験できるというメリットもあります。

試験内容

ケアクラーク技能認定試験に合格するためには、以下に記載している学科および実技試験の得点率がそれぞれ70%以上必要になります。

<学科試験>

受験科目 内容
1. 人間関係(コミュニケーション) ① 人間関係の基礎・発達
② 援助的態度
③ コミュニケーションの技法
④ コミュニケーションと人間関係
⑤ 心理的援助法
2.高齢者・障害者の心理 ① 老化とその心理的影響
② 高齢者の心理的特性
③ 老年期の精神障害
④ 障害とその心理的影響
⑤ 高齢者・障害者への対応
3.社会福祉 ① 現代社会における社会福祉の理念と意義
② 社会福祉サービス体系の概要
③ 社会福祉の遂行と福祉専門職
④ 社会福祉をめぐる我が国の動向
4.老人福祉 ① 高齢者の精神的・身体的特徴や障害
② 老人福祉の法とサービスの体系
③ 民間シルバーサービスの社会的意義とその現状
④ 高齢者に対する総合的援助
5.地域福祉 ① 地域福祉の理念と内容
② 地域福祉の推進方法
③ 地域福祉の現状
6.社会福祉援助技術(ソーシャルワーク) ① 社会福祉援助技術の体系・内容
② 社会福祉援助活動における専門援助技術
7.介護概論 ① 介護の役割と範囲
② 看護・医療および家政との関係
③ 高齢者・障害者の介護
8.介護技術・障害形態別介護技術 ① 食事、排泄、衣類の着脱などの介護の基本的技術
② 高齢者の介護技術
③ 視覚・聴覚障害者の介護技術
④ 肢体不自由者・内部障害者の介護技術
⑤ 福祉用具と介護方法
9.リハビリテーション ① リハビリテーションの概念
② リハビリテーションチームと専門職
③ リハビリテーションの種類
④ 社会資源と地域リハビリテーション
10.医学一般 ① 人体の構造・機能と病的状態
② 高齢者の生理的特徴と代表的疾患
③ 公衆衛生の概要
11.介護保険制度 ① 介護保険法
② 介護保険制度の仕組み
③ 要介護認定から介護サービス計画の作成まで
④ 介護支援専門員
⑤ 予防給付費・介護給付費の算定
12.介護事務業務 ① 介護事務職員の役割
② 介護報酬請求業務
③ 指定申請事務
④ 介護関係事業者における個人情報の適切な取扱い

<実技試験>

介護報酬請求事務 ① 居宅サービス介護給付費明細書の作成
② 施設サービス等介護給付費明細書の作成

一見すると試験科目が多くて難しそうに感じるかもしれませんが、在宅試験で参考書の持ち込みもOKなので、基本的な内容をしっかり押さえておけば問題はありません。

受験科目をご覧いただいた方はお気づきかもしれませんが、ケアクラークは介護事務に関する知識や技術だけではなく介護に関する内容を広く知っておく必要があるので、介護の基礎を学びたい人にはぴったりの資格です。

資格取得までのながれ

ケアクラークの資格取得までの流れは以下の通りです。

  1. 受験料(6,900円)を財団指定口座に振り込む
  2. 受験申込書に振込明細書を貼付し、当該試験日の3週間前までに日本医療教育財団本部へ郵送する
  3. 受験票を受け取る(試験日の10日前までに発送)
  4. 試験日当日の午前中に試験問題を宅配便で受け取る
  5. 自宅で試験問題に解答する
  6. 試験日翌日までに、試験問題に同封されていた返信用封筒で試験問題・解答用紙を記録の残る方法で発送する
  7. 試験日からから約1ヶ月後に合否の結果が郵送で通知される
  8. 合格者には試験結果通知から約1ヶ月後に技能認定合格証が郵送される

試験の申し込みは当該試験日の2ヶ月前から行うことができるので、試験日を受ける日程を決めた段階であらかじめ申込日を決めておくことをおすすめします。

受験後には問題や解答用紙を返送する必要があるので、当日になって慌てることのないよう事前準備をしておくようにしましょう。

ケアクラークの仕事内容

ケアクラークの仕事は介護に関する事務全般です。

主な仕事内容は、

  • 介護報酬の請求
  • 施設の窓口業務
  • 事務処理

となっており、介護事務なしでは職場が回らないと言っても過言ではありません。

なかでも、介護報酬の請求書作成は介護サービスを提供する事業所にとって重要な仕事内容になっているので、ケアクラークの資格保持者など正しい知識を持った人材が求められています。

介護施設をはじめ、居宅介護サービス機関や病院などではたらくことができ、デスクワーク中心となので『介護に関わる仕事をやってみたいけど体力に自信がない』という人にもおすすめです。

まとめ

介護事務は正社員だけではなく、派遣社員や短時間パートなどさまざまな求人もあるので、短時間だけ働きたい子育て中の主婦にも人気があります。

ケアクラークとして介護に関する基本的な知識を身につけておくと、家族や自身に介護サービスが必要になったときに培った知識や経験を大切な人のために役立てることもできますよ。

介護事務のスキルは全国共通で、実務経験がなくても資格取得を目指すことができるので、新しく資格取得を考えている人は『ケアクラーク』に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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