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介護のキャリア 働き方
2020/07/30

訪問介護計画書を作成する注意点とサービス提供責任者になる方法

訪問介護サービスを提供する際には「訪問介護計画書」という書類を作成する必要があり、作成できるのは「サービス提供責任者」だけです。計画書には「介護サービスの具体的な内容」や「利用者が希望する介護」などを記入します。 この記事では訪問介護計画書を作成するときの注意点や、作成できる「サービス提供責任者」になる方法について解説していきます。

訪問介護サービスを提供する際には「訪問介護計画書」という書類を作成する必要があり、作成できるのは「サービス提供責任者」だけです。計画書には「介護サービスの具体的な内容」や「利用者が希望する介護」などを記入します。

この記事では訪問介護計画書を作成するときの注意点や、作成できる「サービス提供責任者」になる方法について解説していきます。

訪問介護計画書とは?

訪問介護計画書は、ケアマネージャーが作成した「ケアプラン」を基に作成するもので訪問介護サービスに関する計画書です。ケアプランには「希望している介護サービス」「介護が必要になること」などが記載されていて、その情報を基に詳しい介護サービスを記入していきます。

さらに利用者にサービス提供する前に内容を確認してもらうための大切な書類でもあり、「サービス提供責任者」「利用者」「利用者の家族」「サービス提供する介護職員」も目を通します。

そして上記でもお伝えしましたが、計画書は「サービス提供責任者」しか作成できません。そのため計画書を作成したい方は「サービス提供責任者」になる必要があります。

訪問介護計画書を作成するときの注意点

訪問介護計画書はただ単に作成すれば良いものではありません。利用者もその家族も確認する書類になるため、下記の点に注意して記入する必要があります。

1、利用者一1人1人にあった計画書を記入する

介護サービスを受ける利用者はそれぞれ必要な介護サービスが異なります。そのため1人1人に合った計画書を作成することが大切で、機械的に作成しなようにしましょう。

2、時間に余裕を持って記入する

サービス提供責任者は計画書を作成することだけが仕事ではないため忙しいと思いますが、時間に余裕を持って作成するようにしてください。「短い時間で作成しないと…」という気持ちだと、記入漏れが発生したり1人1人に合った計画書を作成できなくなります。

計画書が必要となる日時を把握して、早めに作成していきましょう。

3、介護業界に詳しくない人でも理解できるようにする

上記でもお伝えしましたが、訪問介護計画書は利用者やその家族も確認する書類です。そのため介護業界に詳しくない方でも理解できる内容にしましょう。

ポイントとしては専門用語や略語を使用しないようにすることが大切です。無意識で専門用語を使用してしまうこともあるため、作成するときも最終確認をするときも意識するようにしましょう。

訪問介護計画書を作成する「サービス提供責任者」になる方法

訪問介護計画書を作成する「サービス提供責任者」になるためには「介護福祉士」もしくは「介護職員実務者研修」の資格を取得している必要があります。

「あれ?サービス提供責任者という資格はないの?」と思われた方もいるかもしれませんが、サービス提供責任者は「役職名」になるため資格は存在しません。もちろん上記の資格を取得しているからといって、サービス提供責任者に必ずなれるわけではありませんので注意してください。

1、介護福祉士

介護福祉士は国家資格なので、介護資格の中でも難易度が高いです。しかし平成28年以降は「70%」以上の方が合格しているため、国家資格の中では比較的取得しやすい資格になります。

介護福祉士の受験資格は下記いずれかです。

  • 福祉系高等学校でのカリキュラムを修了して卒業している
  • 3年以上(実働日数540日以上)介護などの業務に従事した方で「実務者研修」を修了している

以上の条件を満たしている人のみ介護福祉士の受験が認められます。

そのため福祉系の高等学校を卒業されていない方が、「介護福祉士」を取得してサービス提供責任者になるためには最低でも3年以上(実働日数540日以上)が必要になります。

2、介護職員実務者研修

介護職員実務者研修は「介護福祉士」を受験するために必要な資格となり、「介護職員初任者研修」の上位にあたる資格です。

もちろん介護福祉士よりも取得することは簡単で、450時間の研修を受けると問題なく合格できる難易度です。そして「介護職員初任者研修」を取得していると、130時間の研修を短縮することができるため320時間で研修が終了します。

そのため介護福祉士になってからサービス提供責任者を目指す場合より早く責任者になれる可能性があります。ただしサービス提供責任者になってから「介護福祉士」の取得は難しいため、どちらを優先するのか考えるようにしてください。

3、キャリアプランを形成しやすいのは介護福祉士

サービス提供者責任者になるためには「介護福祉士」もしくは「介護職員実務者研修」の資格を取得する必要があるとお伝えしましたが、今後の介護業界で「働きたい」と思っている人は介護福祉士の取得を目指してください。

介護福祉士は唯一の国家資格になるため、優遇されることが多くなりますし、サービス提供責任者になるまでの雇用にも困らないでしょう。そのためキャリアプランを形成したい方は、介護福祉士を取得を目指しましょう。

まとめ:利用者のことを考えた計画書を作りましょう

この記事では訪問介護計画書について解説しましたが、最も大切なことは利用者のことを考えて作成することです。計画書を作成することに慣れてしまうと、機械的に作成してしてしまう可能性があるため1人1人に合った内容を意識してください。

そして訪問介護計画書は「サービス提供責任者」しか作成することができないため、作成したい方は、まず「介護福祉士」もしくは「介護職員実務者研修」の資格取得を目指しましょう。

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